ANA国内線【PR】
お詫びを兼ねてご挨拶
先ず厚かましいお願いですが、
もし私の拙い詩など読んで下さっている素晴らしく奇特な方がいらっしゃいましたら、
詩へのコメントは大変し難いとは思いますが(少なくとも私はそうですが)
どんな一言でも頂けると大変有難いです。
万が一お目に留まって気に入って頂けましたら宜しくお願い致します。

そして本題ですが、現在公開中の小説「夢見るダイヤモンド」が大幅に滞っております。
読んで下さっている方がはたしてどれ位いらっしゃるかは分かりませんが、
万が一、まだ待っていて下さるという奇特な方がいらっしゃいましたら、
心からお詫び申し上げます。

当初、こんな長編になる予定ではなかったので、
書いている本人が多分一番混乱しております(汗)
一気に終わらせるなんて器用なことが出来ないもので、
上手くまとめられるかどうかは分かりませんが、
気長にお待ち頂ければ、作者としては大変有難いです。

実際懸念だらけではあります。
やっぱり小説なんて書く柄じゃなかったんだなあと思いますが、
ぼちぼち再開に向けて構想を練りたいと思います。
こう書くと大した作品を書いている様でお恥ずかしいですが、
そこはまあ、こんな奴の書くものなので、
どうぞ大目に見て下さいませ~~

それでは、また次回作(?)で、お会いしましょう^^





# by _kyo_kyo | 2012-05-24 04:30 | 自己紹介 | Trackback | Comments(4)
伝書鳩
言葉を失った世界で

空中に浮遊する感情が

行き場を失くした伝書鳩のように

今日も目的地へ辿り着けぬままでいる


夢を捨てた世界の果てで

透き通ったビー玉を拾った

陽にかざすと閉じ込められた気泡が

一斉に泡立つ様に煌めく


伝書鳩はいつの日にか

目的地へ辿り着けるだろうか

ビー玉に閉じ込められた気泡は

いつかもっと広い世界で輝きを放てるだろうか


こんな虚ろな世界の果てで

私達はまだ希望を捨てはしない

足元には雑草が青々と生い茂り

野薔薇はびっしり蕾をつけ

蕾は今まさにはち切れんばかりに膨らんでいる

いがの様に青い蕾からは

もう直ぐ雪の様に真白い花が

溢れんばかりにこぼれ咲くことだろう


朝露に濡れた草よ

蔓を延ばす野辺の薔薇よ

朝日を浴びて囀る小鳥よ

世界はこんなにも愛おしいもので満ち溢れている

そして今朝もお日様は

変わらぬ日差しを

全ての者へと投げかけている






# by _kyo_kyo | 2012-05-21 02:17 | | Trackback | Comments(2)
タンブル・ウイード
息を切らしながら

ゴールの見えぬ道をただ進むだけの毎日を

辛いとか

詰まらないとか

退屈だとか

一言で片付けてしまえるのかと言えば

そんな筈も無く

一度背負った荷物を

簡単に放り出したりすることは

誰も出来ない


風に転がる草のボールが

カラカラと音を立てながら転がって行く

この荷物もあんな風に

勝手に転がって行ってくれないものかと

タンブル・ウイード 

風に乗って軽やかに転がる様を想像してはみるが

この狭い平野では何処に行っても

直ぐに行き止まりの吹き溜まり

白骨化して幾重にも折り重なる象の墓場の様な

絡み合ったタンブル・ウイードの墓場が容易に想像出来てしまう


私達はそれぞれの荷物を抱えたまま

思い思いの方向に歩いて行くしかない

時には泣いたり

愚痴をこぼしたりしながら

転んでしまったり

途方に暮れて

しゃがみ込んでしまう事があったとしても

決して再び立ち上がるだけの

強さを失ったりはしない


見知らぬ同士が

時には肩を叩いて励まし合い

お互い元気でねと大きく笑顔で手を振りながら

それきり二度と再会する事のない旅を続ける


想い出は直ぐ風化し

現実も一瞬で過去へと変わってしまう

抱えた荷物から目を離したら

一瞬でタンブル・ウイードの様に

何処かへ飛ばされてしまうだろう


各々が抱えた荷物は

決して軽くはないけれど

それでもきっと重過ぎるなんてことは無いんだ

だから大丈夫

きっと行ける

最後まできっと行けるよ

この果てしない世界を



# by _kyo_kyo | 2012-05-16 05:14 | | Trackback | Comments(4)
ささやかな幸せ
少し幸せな夜は

柔らかな温もりと

穏やかな寝息に包まれている

こんな何気無い日常が

心の底にまで浸みてくる


幸せは

ほんの目の前に転がっていて

でもあまりに日常的過ぎて

いつも見落としている


たとえば玉ねぎの皮を剥きながら

涙が止まらない

その目の痛みを

感じるということ


歩きなれた靴が壊れ

新しい靴を買いに行く

その為に乗る電車の

切符のつるんとした手触り


私が笑うと

誰かが笑ってくれる気がして

誰もいない所で笑ってしまう

それって傍から見たら結構不気味

でも私にしたらささやかな幸せ

多分 全てがそういうこと






# by _kyo_kyo | 2012-04-27 04:48 | | Trackback | Comments(12)
鎮魂歌
誰か抱きしめて

こんな私を

もう大丈夫だよと

耳元で囁いて


誰か教えて

こんな私に

怖がらなくていいんだと

何もかもがまやかしの様な世界で


誰か掬って

こんな私を

何度も繰り返す悪夢は

深い悔恨と魂への挽歌


どうして肉体はこんなにも脆く

けれど魂はもっと儚い

何度も繰り返す悪夢が

泡の様に押し寄せて

少しずつ心を押し潰す 


曇天の空は心の内側まで映し出すようで

一歩ごとに体の芯も重くなる

        
置き去りにしてきた悔恨が

ちょろちょろと影のように尾を引いて付き纏う

いつか私が死んだ時

あれも一緒に棺桶に閉じ込めてしまおう


地獄の様な猛火に焼かれ

やがてはお前と共に灰になろう

それまで当分は

まだずっとこのままで

こちらも覚悟を決めて

とことん付き合ってやろうじゃないか












# by _kyo_kyo | 2012-04-24 02:51 | | Trackback | Comments(2)
春は朧
柔らかな桜の花びらが

雨に打ち据えられ はらはらと散り急ぎ

失くしたものを惜しむ気持ちが

後から後から湧き上がり

最早私はとどまることを知らない


風雨に晒され枝を揺らしながら耐え続ける

桜の樹の無骨な姿とは対照的な

薄墨のような淡い花びらの 今年の行方を追い

想いは過去をさかのぼり

過ぎ去りし日の記憶の中をずっといつまでも駆け巡る


儚く美しい一夜の夢よ

やがては散り往く人生よ

春の夜のひとときの夢が

花びらの中に浮かんでは泡のように消えて行く


この世はやがて終わるから美しいの

一瞬で散るからこんなにも切なく輝けるの

桜は今年もまた満開に花を開く

やがて散る花びらが

こんなにも美しいなんて

今年の桜はいつもより儚く散って行く様で

去年より少しだけ

桜を見上げる時間が長くなっていた









# by _kyo_kyo | 2012-04-19 11:07 | | Trackback | Comments(2)
心は輝いているのか
突き抜けるような寒い風に

ぐっと背中押された

降り止まぬ大粒の雨が

傘の上で唄う


インチキじゃない自分に出会いたくって

ひとつの道を進んだけれど

何処までも続く道のりに挫けそうになり

この手も指も もうあの頃のように綺麗じゃない

綺麗なんかじゃない


それならば心は 

透き通ったオパールの様に輝いているのか

心は 穢れなく美しいままか

私の心は ひび割れてはいないか


幾多の経験と共に手に入れたものは

知恵と忍耐

そして狡猾と 無数の傷痕


人はよく 過去を振り返り 

こんな筈じゃなかったとか

もう一度人生をやり直せたならばと呟くけれど

それはきっと自分への言い訳と甘え

そうやって言い訳を繰り返しながら

夢想の中で今の自分を慰めている


けれどきっとまだ遅くはないんだ

どれだけ時が経とうと

どれだけ想い描いた自分と

今の自分に隔たりがあろうと

汚れた指にもきらり輝く指輪がある

自分だけのスペシャルがきっとあるのだから

そう思えばこの掌のひび割れた

傷のひとつひとつですら愛おしい


どんな自分でも受け入れて

そうしてもう一度進み出す勇気を蓄えよう

前を指す指に輝くのは

誰もが持つ 

特別な力を秘めた光


# by _kyo_kyo | 2012-03-28 03:12 | | Trackback | Comments(2)
悲しみの降り注ぐ
悲しみが降っている

遠い空より 光りながら降り続いている


年老いた老人の皺だらけの手にも

手を繋ぎながら歩く恋人達の肩の上にも

丸くなって眠り続ける猫の髭にも

幸せと同じだけの悲しみが降り注いでいる


私達に世界を変える力は無いのかもしれない

今日を生きるだけで精いっぱいの中で

人の事まで構ってはいられ無いかもしれない


こうべを垂れた花瓶の花が

芳しい香りを放ちながら徐々に枯れて行くように

私達も生きながら少しずつ死への道のりを辿っている

枯れた花束を放り捨てて挿げ替える様に

人生を放り出して一からやり直すことは出来ない

それでもまだ枯れた花を惜しむ気持ちは持てる

失くしたものを想うことも出来る


例えこの先 今の自分を変える事が出来なくても

どんなに忙しい毎日に流される日々を送ろうとも

私はずっと自分と向き合い続けたい

語り合いたい

そうしてこの降り止まぬ悲しみを

全身に感じながらずっと生きていたいのだ






# by _kyo_kyo | 2012-03-25 03:43 | | Trackback | Comments(4)
カラー
イエロー

ブラック

レッド

ホワイト

どの色が好き?


明日儚くなるかも知れないこの世界で

誰かが誰かを罵っている

傷つけている

今この瞬間にも 

命が絶たれようとしている


降り積もる灰の中で

私達は皆 全て灰色に染まり往く

そんな事もないがしろのまま平和を説くの?

あなたはいつもの様に灰人形とベットイン

口づける唇からは拭い切れない死の匂いがする

接吻でグレーに染まる口のまま平気で平和を説くの?

未来の見えぬ真っ暗な世界の真ん中で

声を大にしてパホーマンスして見せる?


死にゆく灰色の顔を拭きながら

本当は何色なのか確かめ合っている

世の中を罵っている


不思議なものね

違う色だと言っては殺し合い

同じ色なのに憎み合い

ずっとそれの繰り返し


私達の住む世界に

平和 という単語は存在しない

きっと永遠に 存在はしない




# by _kyo_kyo | 2012-03-12 00:08 | | Trackback | Comments(8)
生きる
夢を見ていた

それは儚い夢だった

夢を描いた

それは多分あまりにもちっぽけな夢だった


過去から押し寄せる追憶の念に

背中から押しつぶされそうになりながら

それでもまだ前へ踏み出そうとする

その背中を後押しし

パワーと勇気を与えてくれる

そんな夢の欠片たちだった


暗闇に呆然と立ち竦み

ただ今を嘆き悔やむより

もっと先へ進むことを教えてくれ

夢の力に助けられてここまで来た


他人から見たら蔑まれ様と

例え同情され様と 

寧ろ軽蔑され様と

それは本当に微かであっても

まごう事無い確かな前進だった


それなのに

夢を潰そうとする力が渦巻いている

見えない悪意があちこちに

壁の様に張り巡らされ

その衝撃に耐えきれず

思わず一度は膝を着いてしまった


たとえ寝たきりになっても

生きることを諦めない

この世の全てから遮断されても

無音の空間に浮遊しようとも

まだまだ生きる希望を捨てはしない

決して自分を見捨てることは無い


何故ならば それは

ぎりぎりまで闘う自分が愛おしくて

切ないくらい 生きることが好きだから


もしもこの先 

耐えられない苦痛から自分を解放する時が来たら

この世への未練は多々あっても

その未練さえもきっと

愛しさの花束に変えて天に贈ろう

苦痛と後悔に切り刻まれた日々さえも

数多の塵となり

この魂と共に空へと舞いあがれ















# by _kyo_kyo | 2012-03-09 04:18 | | Trackback | Comments(6)
< 前のページ 次のページ >