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空の手のひらを

いいんだ、何もなくたって、

空の手のひら、

ひらひらと、上に向けて、見つめ呟く・・・

最初から何もなかったら、悲しくなんて無い、

それは屁理屈。


偽善の自分と、それを取り囲む鏡の国。

空蝉の世の中の、浮遊する存在の、

不確かさに、縋れる何かを求める。


この存在の弱さを全ての人々にすっかり嫌われても、

それでも構わないと、我侭な自分が、

どこかでふてぶてしくうそぶいてる。


ほんの一瞬のすれ違いに、

気がついた時は幸せ・・・

影法師を追いかける、夕暮れの鬼ごっこの様。


そんな空しい遊びが、心に沁みるほど好き・・・

そんな天邪鬼な自分さえもが、

なぜか好き・・・

                
                   12.21 元稿
by _kyo_kyo | 2004-12-27 11:34 | | Trackback
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