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無題

どれだけ経っても時は進まない

どんなに待っても何も見つからない

静寂の中に悪意が沁み込む

こんな夜には静寂がやけに堪える


木立さえも苦痛に呻きながら体を揺らし

月さえもその姿を隠している

私は悪意の湖を渡りきれずに桟橋に佇み

水の上を滑るあのアメンボに嫉妬している
by _kyo_kyo | 2005-12-08 06:02 | | Trackback
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