たんたんについての私の身勝手な記事にお付き合い頂いて感謝してます。
ブログを開いてみて、そこに死んだ猫の画像が載っていたり、 死んでしまってショックです・・・みたいな日記があったら、 何も知らずに読む方としてはかなりギョっとしちゃうと思うのですよ。 だから、これはとっても自分勝手なブログだと思います。 そんな身勝手なブログにお付き合い頂いて、 私は幸せだなあと思います。 今でもカーテンが揺れると、そこからたんたんが顔を出して、 いつもの様に甘えた顔を覗かせるかなと錯覚します。 猫なのに、名前を呼ぶと飛んできて、 「抱っこ!抱っこ!」とせがむ甘えん坊でした。 「だめ~」と言うと、それはそれは寂しそうな目をして、 しょんぼりとしていた姿も忘れられません。 いけない事、というものを理解出来なかった彼は、 この世に悪い事がある、ということも理解出来ませんでした。 全く邪気の無い目でひたむきに覗き込まれると、 もうそれだけで、私も何もかも許されているような気持ちになったものです。 たんたんは、6月21日の夜に三階のベランダから隣家のコンクリートの上に落ちて死にました。 どこに落ちたのか一瞬分かりませんでしたが、彼を見つけた時にはまだ生きていました。 生きていましたが、瀕死の状態でした。 見付けた瞬間「もうだめ」と叫んでいました。 「たんたんは助からない」叫びながらそんなはずは無い、と思っていました。 そんなはずは無いと思いたかったのです。 彼の体は信じられないくらい反り返って、 何度も激しい痙攣を起こしていました。 起き上がろうと無意識にするのか、 頭をぐるぐりと動かし、もんどりうって倒れていました。 何も出来なかった。 死を前に無力な自分を見つめていました。 大切に思う命に、人と動物とどんな違いがあるというのだろう・・・ 救急車も呼べない・・・ 以前ペットの為に救急に電話をした人がいた、という話を聞いたことを思い出していました。 愚かな人だとみんなが言い、私もそれはちょっとなあ、と思いました。 その人の気持ちが、その時初めて痛いほど分かりました。 彼は手遅れだったけれど、もしまだ助かる望みがあったのなら、 救急車に乗せてあげたかった。きっとそう思いました。 獣医さんに家人が電話をしているのを聞きながら、 連れて行くのは不可能だ、そう思いました。 それでも「もしかしたら助かるかもしれない」家族の声が聞こえました。 彼は、電話が終わった時には、命の灯を消していました。 抱き上げた体は柔らかく、とても温かかった。 いつもより少し軽く感じたその体は、もう痛みから解放されていました。 痛みが長引かないで良かった。 苦しみが少しでも早く終わって良かった。 でも君のいないことが、どうしても信じられないんだよ。 誰よりも臆病で、怖がりだったたんたん。 人懐っこく、誰とでも友達になりたがったたんたん。 食いしん坊で、寂しがり屋のたんたん。 でも我慢強く、泣き虫じゃ無かったたんたん。 あなたが大好きだった。 そしてこれからもずっと大好きです。 いつまでもいつまでも君の幸せを願っていよう。 たんたんはもういない。 この世の何処にもいない。 たんたんの命はもう消えてしまったけれど、 そのことを受け止めて、それでもずっと愛して行こう。 君が消えても私は消えてはいない。 君が私を思ってくれなくても私は君を思っていよう。 君がくれた宝物が、私の中で輝いている。 たんたん・・・ありがとう。 私の大好きなたんたん。
by _kyo_kyo
| 2007-07-03 23:31
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from 心のカケラ(2004.1..
at 2008-07-29 16:20
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