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無題

言葉は千年もの悠久の時を越えて

次の千年へと繋がるだろうか


空気の色はシンとした群青を帯び

急ぎ足で秋から冬へと移ろう季節の訪れを告げる

昨日の自分が今日の自分へと穏やかに流れ込み

砂時計の砂はさらさらと留まることをしない

その流れに暫し体を委ね

日々の疲れを忘れている


私達は時という大皿に乗ったまま

時間の流れを滑るように運ばれている

この流れの何処へ廻り着くのかを誰も知らない


遠い昔 誰かの見た夢が

今も空中をあてど無く彷徨っている

遥か昔に亡くなった人の見た夢が

幻のように訪れてはまた消えて行く

「大丈夫だよ」

誰にとも無く呟いてみる

何が大丈夫なのか

答えも定まらないまま

ただ呟いている
by _kyo_kyo | 2007-11-04 08:48 | | Trackback
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