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欲張りな心

比べる瞬間なんて無いでしょう

いつも光はさしこんでいた


去り行く季節を惜しむ間に

もう次の季節がハグしていた

涙で濡れた頬に風がそっとキスをする

肩に掛かった髪が無造作に揺れて香る

振り返る瞬間なんてないでしょう

いつも季節は優しく包み込んでくれる

失って悲しむものなんてないでしょう

何も 何もない 何ひとつ


欲張りな心を吹き抜ける風が潔い

我儘な私の頭を通りしなに風が小突く

ああ、空の青さが痛いほど眩しい
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by _kyo_kyo | 2006-10-28 11:56 | | Comments(0)

柔らかな氷

柔らかな心に触れて

氷のかたまりが哀しげに高音を放つ

それは氷の嘆き

それとも別れ告げる過去への最後の挨拶

氷の芯は何も変わらないのに

表面が濡れて光るときれいね

冷たい滴に閉じ込められた幾千もの溜め息が

今、音をたてながら滴り落ちる
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by _kyo_kyo | 2006-10-27 08:06 | | Comments(17)

心の詩

人はどうして
こんなにも誰かに優しくなれるの

その同じ心抱えて
こんなにも固い殻に閉じ籠ってしまうの

傷ついた魂が、あえぐ姿
見つめるだけの自分がいて…

もう二度と誰も傷つけまいと
やみくもに自分を傷つけるのはやめて

踏みつけられたこの足元からさえ
命は必ず伸びをする強さ秘めてる

その力をどうか信じて
その神秘をどうか祈って

ただ切なさを抱え込まないで

流れのままに己の道を信じる一瞬があっても良いと

何処へ行き着こうとこれだけは真実
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by _kyo_kyo | 2006-10-21 03:38 | | Comments(0)

ある人に寄せて

あなたの訪問は思いもかけず

もう二度と会えないと思う心が、急に繋がったような懐かしさで…

はやる心のままあなたのもとを訪ね

そこであなたの成長を知り、ただ嬉しくて

けれど気のきいた言葉一つも残せないままで…

安易なメッセージではいけないと

振り返ったらもはやあなたは消えていました

繊細なあなたのこと、知っていながら理解してあげられなかったのは私の怠慢

後悔は苦いコーヒーの味がして

もう一度、あなたの行方を追えたならと思うのです
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by _kyo_kyo | 2006-10-19 06:37 | 雑記 | Comments(9)

他者との関わり

めくるページの隙間から、時おり顔を覗かせて笑うのは誰?

落下する感覚がするりと浮遊する感覚にすりかわる…

それは群衆の中で、個体の存在が消失する事と同じだろうか

個々を引きはがせない苛立ちが、他者への否定を口走り

その感覚の中で、確かに他者と共有する空気を吸う瞬間を分かち合う

それはほんの一瞬の出来事

そのままページの中に埋もれてしまい

ただじっと息をひそめて見つめている
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by _kyo_kyo | 2006-10-12 04:27 | | Comments(0)

夢を…

夢をみる

透き通ってゆらゆらと

青ざめた夢をみる

儚くゆらいで消えそうな

カゲロウの羽根の様に薄く

ゼラチンの様にゆらゆらと

今にも崩れてしまいそうで…

透き通ったその先には何があるのだろう

ロウソクの焔があたりを照らしても

小さな光のリングでは

その先はぼんやりとも映らないままで…
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by _kyo_kyo | 2006-10-11 06:40 | | Comments(2)

荒ぶる風に

荒ぶる風に吹かれながら

千切れ飛ぶ雲を次々と見送る

木々の枝は激しくしなり

ざわざわと耳を打つ


季節の変わり目は

綻びのように訪れ

慣れ親しんだ空気の色が

鮮やかに変わる


短い季節を追い掛けるように

一心に羽根震わす虫の音が

澄んだ空気の中

一際高く響き渡る
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by _kyo_kyo | 2006-10-09 05:13 | | Comments(0)

秋の木の葉

新緑



深緑

冷えた雨に打たれた木の葉が

ゆっくりと秋色に染まりはじめる頃

私は季節の隙間で

迷い子のように佇んでいる
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by _kyo_kyo | 2006-10-07 03:25 | | Comments(0)