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嘆き

染まり行く全てのものへ告げよ

夕焼けに染め上げられたこの空間に立ち

燃え立つような空仰ぎ見ながら

全てのものへ告げよ

この世は全て事も無しと


落陽に燃え立つ大地の熱が見る見るうちに

端からめくり上げられて行くかのように

夜の闇に覆い尽くされ

蒼い月が眼前に差し迫る時

私達の抗いの刻は始まる


猫の爪の様に薄く

銀の髭の様に細い

月の光を受けて

瞳の中に仄かに狂気の色が宿される


密かに沁み込む落日への限りない嫌悪は

澄み切った月の持つ冷ややかな沈黙で応えよう

全ては音もなくとり行われ

静寂のしじまに時折寝ぼけた鳥の声が混じるばかり
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by _kyo_kyo | 2007-05-30 05:34 | | Comments(0)

またまた、ブログペットほっこりの呟き

あの自分 

釘付けされる

いくらでも


      ほっこり作




ってか・・・痛いじゃないか、、釘付けしたら!!

などと、突っ込んでみたりする夜明け・・・
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by _kyo_kyo | 2007-05-30 04:33 | 呟き | Comments(2)

読書

様々な言葉の並ぶ色褪せた頁に

そっと沿わせる不調法な指は

あたかも教師が黒板を指し棒で示す様に

的確にその進むべき道を指し示す


睡眠不足で重たい目蓋が

無事にゴールまで辿り着ける様に

そう願うばかりの道行きに

慎ましやかに寄り添いながらも

時折あたかも筆者自身が

先に立って促しているかの様な的確さで以って

ともすれば留まりがちになる思考に

これ見よがしのリードを披露する


あたふたと追いかける思考の先を

次々捲るしゃらしゃらとした薄い頁は

花から花へと舞う蝶の羽の様に羽ばたいて

一時もじっとしないでは目の前を駆け抜けて行く


突然 示しを忘れたかのように指が止まると

まるで舵を失った帆船の様に

途端に思考はくるくると

いつまでも同じ場所を回り続けては

幻影の海原を彷徨い続けている
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by _kyo_kyo | 2007-05-30 03:27 | | Comments(0)

随筆ねえ・・・?

自分で分類作っておいて言うのも何だが、
私の文章に随筆なんて部類は存在しな~~~い←特に意味も無く強調

まあ、単なる分類なんだが、
書くときに間違えたんだなあとか思う。
まあ、いいや^^;

話題は全く変わるが、
最近手作りアクセサリーが売れ(まだ落札されてはいませんが・・・(汗
なんか嬉しい^^

これはちょっと自信あったんだよねえw
金額にしたら微々たるもんなんで、まだまだなんだけど、
誰かがアラーとしててくれる様で、
出品すると必ず見てくれる人がいる(感動!)

またガンバッテ何かデザイン考えなきゃなあ・・・
いや、その前にパート探さねば(汗、汗
そのもっと前に、このダラケタ体を元に戻すように努力しないとなあ・・・
なんか考えるだけで気が遠くなりそうです。

しかし、まともな文章が書けなくなったなあと少しげっそりTT
最近かなり集中力&気力&努力・・・・
もろもろの欠如が甚だしい。

このまま行ったら常人が読んで解読不可能な文章しか書けなくなりそうで、
危機感がビシバシ来てますTT
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by _kyo_kyo | 2007-05-24 20:20 | 雑記 | Comments(6)

自転車

ちりりとベル鳴らしペダル漕ぐ脚にぐっと力入る

サドル握る掌がじわっと嫌な感じに汗かく

額に浮かび上がる汗は

真夏の予感と雨期の近さ知らせる


視界の中に次々と躍り込んで来る

日傘を指した白い腕や

ハミングを口ずさむ紅い唇や

サンダルで駆けていく細いしなやかな脚が

凄い勢いで流れては消える


一瞬何ものかに捉われたかの様に

視点は交差点に釘付け

レーザービーム発しシグナルが点滅する

渋滞の車の列を縫いながら

水を獲た魚の様に渡り切るスリル


じっとりと汗ばんだ体に

正面切って当たる風が心地良い

草の匂いと雨の匂いを運ぶ風は

いつまでも一緒に命の歌を歌う
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by _kyo_kyo | 2007-05-24 20:04 | | Comments(0)

私は

私は閃光

あなたは風

私は虹

あなたは歌

私は雷鳴

あなたは驟雨

私は涙

あなたは溜息

私は嘆き

あなたは抱擁

あなたは生命

そして私は小さな灯火
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by _kyo_kyo | 2007-05-22 04:18 | 呟き | Comments(0)

三島由紀夫「暁の寺」新潮社文庫P144より

「王問うて曰く、
『尊者よ、何人でも、死後また生まれ返りますか』
『ある者は生まれ返りますが、ある者は生まれ返りませぬ』
『それはどういう人々ですか』
『罪障あるものは生まれ返り、罪障無く清浄なるものは生まれ返りませぬ』
『尊者は生まれ返りなさいますか
『もし私が死するとき、私の心の中に、生に執着して死すれば、生まれ返りましょうが、
然らざれば生まれ返りませぬ』
『善哉(なるほど)、尊者よ』」

                      「暁の寺」新潮社文庫P144より



この世にもし輪廻の法則があったとして

人が何度転生を繰り返すとしても

きっと私は甦ることは無いだろう


それは勿論私が清浄だからでは無く

散りゆく様を美しいとは思わないけれど

生きることは一度限りで良いと

心のどこかが諦めの思いに浸されているから


言葉にすると何処か薄ら寒く嘘臭く感じられるけれど

ひたひたと打ち寄せる生の波が魂を洗い続けて行くのを感じる

それは辛い事でもなく、かといって歓喜を呼び覚ますことでもなく

岩が波に洗われて少しずつ削られて行くように

私もまた削られながら変容していく己自身を知る

そういう自分を感じるのはきっと一度きりで良い


風に震える木の葉が

千切れ飛んだらもう二度と舞い戻ることが無いのと同じように

人としての生も二度と無くても良いのかも知れない

それをただ哀しいと思う自分が確かにいて

人としての寂しさに負けそうな時は確かにあるのだけれども

その感情に慣れることは無いままに

そのままの自分を受け入れている
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by _kyo_kyo | 2007-05-21 18:46 | 好きな言葉(抜粋など) | Comments(0)

猫はまゆるりと

猫はまゆるりと夢を見る

捉え所のない夢だ

銀のひげがびびんと揺れる

細いひげだけが動くと

そのまま眠りの中を彷徨う


広い草原を踏みしめる夢だ

獲物を狙って音も無く移動しては

低くしなやかな体が尻尾と共に揺れる

目線の先には大物の尾長がいる

目が鋭く細くなり更に体はしなる


突如高い木の枝に自分を発見する

下界は遥か眼下に霧で覆われ

体は細い枝の先で突風に煽られ

今にも振り落とされてしまいそう

闇雲にしがみついたまま

途方に暮れて母猫を求め啼き喚くけれど

地上はあまりに遠すぎて

もはや何処にも帰る場所が見当たらない


ふと頭を上げると

昔暮らした古い木造の家の玄関先で

まったりと日向ぼっこをしている

もう思い出しもしない遥か昔の記憶


大勢の子供達が

次々と声を掛けながら自分の頭を撫でて行くが

どの顔にもぼんやりと靄が掛かり

懐かしいのに誰なのかは分からない

別に思い出そうとも思わないが

心の端っこに切れ端みたいに引っ掛かっている

それを気持ち悪いとも感じないで

そのまま夢の続きを見ている


暖かな日差しがいっぱいに差し込み

ぐんと伸ばした手でぎゅっと顔を覆い込むと

また深い眠りへと誘われて行く

寝言と寝息と細いひげがびびんと揺れて

まゆるりと次の夢がまた満ちて来る
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by _kyo_kyo | 2007-05-15 07:20 | | Comments(0)

不問

君の目はざらついて乾いたまま

生きる証を求めて彷徨う

何処にも無い答えなど

はなから求めちゃいないんだと

君の生が嘯く


何時からか君の生は人とは違う味がするようになった

そのことが誇らしいのだろうか

それとも諦めなんだろうか

人に考えさせてとぼけるのも得意なのかと

ふと思ってみたりする


まあ世の中には

そんな生き方の奴がいたって良いってことだ

そんなこともあるってことさ
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by _kyo_kyo | 2007-05-15 03:03 | 呟き | Comments(0)

月夜

一緒に見ていた丸い月が

遠くから見守っていたあの夜空

いつからか一人で見上げるようになって

月は闇の中に寂しそうな色を落とした


今は月を見上げることも無くなり

誰の語る声も聞こえなくなった

夜空を照らし出す月が

今、悲しみに満ちた光を放つ


遠く離れた宇宙より放たれた

光線が胸を打つあの孤独なシグナル

受けとめきれずにわざと目を逸らし

その影が足早に雑踏へと消えた
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by _kyo_kyo | 2007-05-09 16:11 | | Comments(2)