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言葉

言葉は進化し続けている。

良い意味にも、悪い意味にも、変貌を遂げて行く。

私は立ち止まり、砂浜の砂を手のひらで掬うように、

言葉の中に両手を突っ込んでは掬ってみる。

しかし若い言葉はいとも容易くさらさらと

指の間からこぼれ落ちては波間へと消えて行く。

逃げて行く言葉、追いかける自分、

そして、時々立ち止まっては、

今自分が何をしたいのか問い返してみるのだ。
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by _kyo_kyo | 2007-07-30 23:39 | 雑記 | Comments(0)

笑い

笑いながら

あなたは無視した

笑いながら

いとも容易くむしりとった

笑いながら

声を出さずに泣いていた

その意味を

今でも誰にも聞けない
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by _kyo_kyo | 2007-07-29 02:49 | 呟き | Comments(0)

丸い無機質な玉子型ドームの中で

夢はいつも次々と生まれては死んで行く


空は人工的なコバルトブルーで

照射は身体ごと心までじりじりと焼き尽くす


ゴッホの狂気にロダンの傲慢さを加味し

シャガールの夢想とリルケの卑屈さを加えたならば

夢はあいまいな影のようにゆらり

足元から離れ上空へと舞い上って行く


生きることの傲慢さが

忠実に張り付いていた影の代わりに

今にもそっくり足元を掬おうと

爬虫類の舌を出しては哂っている
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by _kyo_kyo | 2007-07-24 20:30 | | Comments(0)

花火

胸貫く激しい爆音

夜空いっぱいに光の華が煌く

次々と生まれては消える火の華が

一瞬で儚くその命を燃やす


きれいね、

去年そう話し掛けた君はもう何処にもいない

夜空に開く一夜限りの華は

惜しみ無く何処までも闇を照らす


消える為に生まれ

命燃やす華よ

胸に響く爆音の中で

何の為に生まれ、そして消える


答えは何処にあるのだろう

冷たい躯となって静かに眠る君の墓か

夏の夜空を競うように彩っては

惜しげも無く命散らす光の華か

それともトクトクと脈打ち続ける鼓動の中
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by _kyo_kyo | 2007-07-23 07:30 | | Comments(2)

流れ落ちる砂

道遥か先は霞み

逆風に粉塵が舞う

砂洲に飲み込まれそうなこの荒地で

オアシスは何処へ消えたのだろう


霞む蜃気楼に

歪んで立ち上る陽炎

燃え上がる太陽が

全てを焼き尽くす


乾いた空中に

ひときわ高らかに

男の腕輪の鈴の音が響き渡ると

遥か彼方の記憶が鮮やかに

澄んだ音色に手繰り寄せられるように蘇る


私はここにいます

地の果てに一人佇み

黄土の世界に取り残されようとも

懺悔すらしないと心を決めた罰当たり


花びらは枯れても種に姿を変え

雑草は姿を見せぬまま

しぶとくその根を地中密かに張り巡らせる

見てくれが変わったからとて

一体何が変わると言うのだろう


さらさらと絶え間なく流れ行く砂よ

惜しみなく流れ続ける砂時計の様に

指の間をこぼれ決して戻らぬ時の行方

時間だけがさらさらと

留まることを知らぬままで
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by _kyo_kyo | 2007-07-22 23:29 | Comments(0)

熱帯魚

心は夢を見る

身勝手な夢を見る

自分にばかり都合の良い夢


目が覚めて

現実が降りて来ても

居心地の良い夢は肌に纏わりつく


心は弱く

私はこんなにちっぽけで

有り得ない夢の中で息をする


水槽にはいつも空気が足りず

熱帯魚は水面で苦しそうにもがく

私の夢にはいつも現実が足りず

夢の中で私のリアルが泣いている


揺らめく藻

漂う熱気

その中を当ても無く漂う熱帯魚

お前の見る夢はどんな夢

水槽の中で宝石の様に光りながら

お前の小さな世界が眩しい
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by _kyo_kyo | 2007-07-15 18:40 | | Comments(0)

七夕

短冊に願いを込めて

この想いを綴ろう

ひしひしと胸を打つ想いはもう

返っては来ない

二度と返っては来ない

戻らない足音

寄せては返すことの無くなった波音

ただ流れるだけの涙
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by _kyo_kyo | 2007-07-10 04:32 | | Comments(2)

想い

時だけが

とても早く過ぎていく

君だけがそこにいない
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by _kyo_kyo | 2007-07-07 02:18 | 呟き | Comments(0)

みなさんへ

たんたんについての私の身勝手な記事にお付き合い頂いて感謝してます。

ブログを開いてみて、そこに死んだ猫の画像が載っていたり、
死んでしまってショックです・・・みたいな日記があったら、
何も知らずに読む方としてはかなりギョっとしちゃうと思うのですよ。
だから、これはとっても自分勝手なブログだと思います。

そんな身勝手なブログにお付き合い頂いて、
私は幸せだなあと思います。

今でもカーテンが揺れると、そこからたんたんが顔を出して、
いつもの様に甘えた顔を覗かせるかなと錯覚します。

猫なのに、名前を呼ぶと飛んできて、
「抱っこ!抱っこ!」とせがむ甘えん坊でした。
「だめ~」と言うと、それはそれは寂しそうな目をして、
しょんぼりとしていた姿も忘れられません。

いけない事、というものを理解出来なかった彼は、
この世に悪い事がある、ということも理解出来ませんでした。
全く邪気の無い目でひたむきに覗き込まれると、
もうそれだけで、私も何もかも許されているような気持ちになったものです。

たんたんは、6月21日の夜に三階のベランダから隣家のコンクリートの上に落ちて死にました。
どこに落ちたのか一瞬分かりませんでしたが、彼を見つけた時にはまだ生きていました。
生きていましたが、瀕死の状態でした。

見付けた瞬間「もうだめ」と叫んでいました。
「たんたんは助からない」叫びながらそんなはずは無い、と思っていました。
そんなはずは無いと思いたかったのです。

彼の体は信じられないくらい反り返って、
何度も激しい痙攣を起こしていました。
起き上がろうと無意識にするのか、
頭をぐるぐりと動かし、もんどりうって倒れていました。

何も出来なかった。
死を前に無力な自分を見つめていました。
大切に思う命に、人と動物とどんな違いがあるというのだろう・・・

救急車も呼べない・・・
以前ペットの為に救急に電話をした人がいた、という話を聞いたことを思い出していました。
愚かな人だとみんなが言い、私もそれはちょっとなあ、と思いました。

その人の気持ちが、その時初めて痛いほど分かりました。
彼は手遅れだったけれど、もしまだ助かる望みがあったのなら、
救急車に乗せてあげたかった。きっとそう思いました。

獣医さんに家人が電話をしているのを聞きながら、
連れて行くのは不可能だ、そう思いました。
それでも「もしかしたら助かるかもしれない」家族の声が聞こえました。

彼は、電話が終わった時には、命の灯を消していました。
抱き上げた体は柔らかく、とても温かかった。
いつもより少し軽く感じたその体は、もう痛みから解放されていました。

痛みが長引かないで良かった。
苦しみが少しでも早く終わって良かった。
でも君のいないことが、どうしても信じられないんだよ。

誰よりも臆病で、怖がりだったたんたん。
人懐っこく、誰とでも友達になりたがったたんたん。
食いしん坊で、寂しがり屋のたんたん。
でも我慢強く、泣き虫じゃ無かったたんたん。

あなたが大好きだった。
そしてこれからもずっと大好きです。
いつまでもいつまでも君の幸せを願っていよう。

たんたんはもういない。
この世の何処にもいない。
たんたんの命はもう消えてしまったけれど、
そのことを受け止めて、それでもずっと愛して行こう。

君が消えても私は消えてはいない。
君が私を思ってくれなくても私は君を思っていよう。

君がくれた宝物が、私の中で輝いている。
たんたん・・・ありがとう。
私の大好きなたんたん。
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by _kyo_kyo | 2007-07-03 23:31 | 自己紹介 | Comments(4)