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昨日

遠くから眺めてる

遠くから反応する

腕、手、指先

そして割れた爪の先


声が聞こえる

遠くで遊ぶ子供達の歓声

軒先で立ち話中の主婦の甲高い笑い声

車の始動するエンジン音

何処かの工場から漏れてくる金属音


冷えて凍えた足の指先から

するりと無造作に脱いだ昨日の服の山

怠惰が渦巻いてそこにある


割れた硝子の欠片が

氷のように透き通って

冷たい光放っている
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by _kyo_kyo | 2007-12-31 02:04 | | Comments(14)

ため息

吹く風の心知らず

吹く風の行く宛ても知れず

巻き起こる空気の渦が

髪をかき乱しながら

後ろへと流れ込んでくると

寒い心が

そっと瞬きしながら

誰にも見られないように

小さくため息を漏らした
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by _kyo_kyo | 2007-12-31 01:10 | 呟き | Comments(2)

曇りでもいい

雨でもいい

風が吹いてもへいちゃら

みんなが大好きだもん

いっぱい有り難うって伝えたいんだ

私の中のちっちゃいけど大きな幸せ

あなたの元にもちゃんと届いていますか
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by _kyo_kyo | 2007-12-12 15:38 | 感謝 | Comments(5)

りふれいん

追いかけよう

いつも一緒に転げまわっていた

あの耳の垂れた穏やかな目をした犬が

ずっと遠くからこちらを寂しげに見つめている


一緒に日暮れまで走り回った畑は今はもう何処にも無く

無愛想に黙々とあぜ道を歩いていた

お百姓のおじさんの名前も知らないままで


近くに生えていた竹薮には

落ちたら出られない様な深い穴があって

子供達は皆わざわざその穴を覗きながら学校へと通って行った


あの時いつも傍にいた少年はどんな大人になっただろう

彼の住んでいた瓦の家も今は無く

私の住んだトタン屋根の家も今は何処にも無い


蜜蜂と蝶々が飛んでいた小さな家の庭には

簡素なベニヤの壁を屋根まで届きそうな勢いで絡みあう

白とピンクの薔薇がむせ返るように咲き乱れていた


登校前に母がさっと切りながら

無造作に新聞紙に包んでくれた

両手に溢れんばかりのピンクの花束は

いつも担任の女教師の手で丁寧に教卓に飾られていた

あの先生の凛とした眼差しと

美しい笑顔が何故かとても眩しかった


長いお下げをいつも編ませてと

言うそばからほどきたがった級友達

母が髪につけてくれた椿油の匂いは甘く

髪に結ばれたビロードの小さなリボンが揺れていた


想い出はいつの時でも懐かしく

私の小さな手は穏やかな瞳の犬を抱きしめたまま

垂れた耳の優しげな

ビロードのような感触を思い出している
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by _kyo_kyo | 2007-12-12 10:06 | | Comments(2)

挫折

今の自分を全部否定されて

思わず悔しくて涙こらえて

もうだめだって思ったとき

そんな時いつも思うんだ

こんなこと初めてじゃない


出来ない自分が情けなくて

動けない自分が悔しくって

自分は必要ない人間じゃないかって思えて来て

涙ぽろぽろこぼれて来ても

卑屈にだけはなりたくないんだ


ゼロから始まったスタートに

もう一度立ち戻らなきゃならないとしても

それは振り出しに戻る、じゃなくて

新しい何かを掴むチャンスじゃないかな

マイナスではないんじゃないかな


試練はいつも予告無く訪れて

叩きのめされそうになっても

じっと視線落として足元の地面見て

スニーカーの埃まみれのつま先を見つめて

そしたらもう一度顔を上げて

胸張ってきっと笑顔でこう言うんだ

絶対負けるもんかって


自分らしさの通じない世界で

何度も後戻りしそうになり

何度も逃げ出しそうになって

なんで闘わなきゃならないんだ

どうしてここまで無理しなきゃならないんだって

自問自答を繰り返しながらも

分かっていることはいつも一つだけ

中途半端で投げ出したくない


負けは認めた瞬間から決まるんじゃないかな

だからずっと闘い続ける自分でいたい

終わりなんて何処にも無いし

自分で答えを求め続ければ

どんなとこからでもきっと這い上がれる


だからいつもきっと笑っていたい

どんな時でも笑顔を失う自分ではいたくない

そして笑顔をくれるみんなを

心の中でぎゅっといつまでも抱きしめていたいんだ
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by _kyo_kyo | 2007-12-08 00:54 | | Comments(10)

意味

ちっちゃく笑った君の笑顔が

いつも心に突き刺さるのは

こっそり泣いた君の涙が

いつも心に沁みてくるのは

この雨のせいなんかじゃない

冷たい朝の日差しのせいなんかでもない


そっと名前呼んで

そっと振り返って

そのまま走り出しそうな衝動と闘いながら

生きることに真剣な君が

生きることに怠慢な君が

いつもそこにいる

いつもきっとそこにいる


ねえ

きっとそれは

自分で思っている以上に大した事ではなくて

それでも

自分で思っているよりはほんの少しだけ

凄い事なのかもしれないよ
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by _kyo_kyo | 2007-12-06 07:44 | | Comments(0)

夢想

声に声重ねて

心に心重ねるように添わせても

消えないその嘆き


涙は重力のままに静かに流れ落ち

言葉は北風に震える木の葉のように

心もとなく唇で彷徨う


心を留め置く術を知らず

手探りで彷徨うにまかせ

夢の中へ迷いながら突き進んで行く毎日


懐かしさと重苦しさが一斉に押し寄せて来て

驚きと共に目が覚めても

暗闇の中で荒い呼吸のままじっと息を凝らし

吸い込まれそうな闇の存在を身近に感じながら

ただじっと独りで闘い続けている
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by _kyo_kyo | 2007-12-06 07:21 | | Comments(0)