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記憶

あなたをこの指に集め

そうっと絡めて胸元に掬い

そのまま頬擦りしながら

失くした記憶を懐かしもう


遠くに聞こえる鴉の嗄れ声が

耳の中に尾を引いて木霊する


綺麗な物だけを掴みたかったこの指は

いつの間にかすっかり違ったものを掴むことに慣れ

けれどその事を苦々しく思うことは無く

寧ろ人差し指の爪の隙間の

汚れさえもささやかな誇りで


けれどその事さえ

今の私には過去の記憶の欠片にしか過ぎない


ほら、過去がゆっくりと流れて行くよ

手を伸ばせば届きそうなのに

もう届かない

過去と現実との狭間の私は

ちょっと拗ねたようにそっぽを向いている
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by _kyo_kyo | 2008-05-25 19:23 | | Comments(2)

覚え書き  ミャンマーと中国の震災

狂ってしまえ

あなたが呟き

狂ってしまえ

私が呟く


びっしりと立ち込めた悲しみの

こんなにも重い日々には

乗り越えるなんて到底無理で

考えることさえ至極難しくて

無力な自分と諦める自分を恥じつつも

やはりどこかで諦めているのだ

他人事なんかじゃないと言いながらも

所詮は他人事なんだと思い知るのだ


どんなに想像して見ても

現実はその遥か先を行く凄まじさで

その現実を想像することさえ苦痛でしかなく

そんな弱い自分でしかない、と言うのが現実


まだこの苦しみと痛みは重過ぎると

そう呟く自分はぬくぬくと布団の中

言葉さえも彼らの現実を追えはしないのに

時が経つにつれ、どんどんと記憶から薄れ

やがては思い出の片隅に追いやられてしまうんだ

そんな自分をひどく怖いと思い

ひどく薄情だと思う

誰がなんと言おうとも、それが現実
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by _kyo_kyo | 2008-05-23 17:56 | 呟き | Comments(2)

大地が苦しんでいる

男達が喚いている

瓦礫に押し潰されている命に

どうしても指が届かないと

男達が叫んでいる


子供が声も無く泣いている

沢山の涙が、涙が、涙が・・・

どうしても止めることが出来ないのだ

体は小刻みに震えを止めない


女は体を横たえ目を瞑り

死んだように眠り続ける

頭から足先まで体中痣だらけだ

長い闇の中で瓦礫に埋まったまま眠り続け

このままずっと埋もれて行くのかも知れない
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by _kyo_kyo | 2008-05-23 17:22 | 呟き | Comments(0)

銀色の魚

哀しみは足音を忍ばせて

ちょっとうたた寝している間に

ちゃっかり隣に座っている

あんまり傍に来て欲しいくないのに

気がつくと私の裏側で膝を抱えて丸くなっている


涙は重く、水分のかたまりで

ぼたぼたと滴る様に落ちていく

綺麗な涙なんかじゃない

綺麗な涙なんかじゃなくて良いんだ

涙は何処までも流れて行って

やがて何処かの河に辿り着いたら

銀色に光る鱗の小さな魚に出会うかもしれない


真っ黒な心を宿した涙ですら

小さな魚の前に出たら

きっと恥ずかしそうに

きらきらと銀色に光ることだろう

ただ純粋に哀しいと

清らかな涙になれるだろう
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by _kyo_kyo | 2008-05-11 16:34 | | Comments(4)

追憶

めぐる月日

忘れた匂い

遠い記憶

今も昔も

変わりばえのしない風景


風に呼ばれた気がして

ふと振り返り

そんな自分を

ばかだねと笑う

自虐的だね

声に出さずに呟けば

風が優しく包んでくれる


どうして人は

今も昔も

変わらぬまま愚かしく

そしてこんなにも脆く、危うい


春の風に吹かれ

花びらが散る

誰にも知られぬまま

散る命もあるのだと

その健気さを愛しいと感じ

鏡の中の自分を見つめる


ねえ

何とか言ってよ

何度呟いてみても

鏡の自分は

何も応えはしない


めぐる月日

忘れた名前

埋もれた記憶

今も昔も

変わりばえのしない景色の中で

時がただ静かに過ぎて行く
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by _kyo_kyo | 2008-05-03 20:50 | | Comments(0)

お騒がせ致しました

先日は入院の報告で、皆様に要らぬご心配をお掛け致しました。
心のこもった励ましのコメント等、本当に嬉しかったです。
有り難う御座いました。
簡単ではありますが、入院、及び退院までの経過報告を致します。

先日から、高熱が出て咳が止まらなくなり、呼吸困難に。。
転職したばかりなので、早く治さねばと這うように病院へ行ったら、
レントゲンを撮られ、そのまま即総合病院へ行くようにと言われました。

レントゲンと紹介状を持ったまま総合病院へ行くと、
そのままストレッチャーに乗せられ、CTとMRIを撮られ、
かなり悪化した肺炎と診断されました。

そのまま入院が決まり、私としてはそんなバカなと思いつつも、
ナースステーションの真横の個室に移された時には、
酸素マスクをされても、酸素が殆ど肺にいかない状態に。

実は過去に気管支炎になったことがあるので、
おそらく気管支炎か肺炎ではないだろうかと思ってはいたのですが、
病気で入院は今回が初めて。(出産の時は別ですが)
全く心構えの出来ていないまま病室で寝たきり状態に突入してしまいました。

肺炎が、普通なら1週間で退院できることを知らなかったので、
かなり焦ってここに入院した旨を書いた次第です。
はっきり言って3日間は呼吸も満足に出来ず死んだような状態でした。
起き上がれるようになって鏡を見た時、死相が出てる・・・と思いました(汗)

肺炎と合併して喘息も併発した為、
酸素はなかなか思うように取れずにかなり苦しい入院生活でした。
それでも、最初に自分が思った程掛からずに退院できて良かったです。

短い間でしたが、入院中には色々なことを考えさせられ、
入院中の色々な人に、様々な思いを馳せたりもしました。

今はまだ喘息が完全には抜けないので自宅でリハビリ中です。
それに、短期間の入院でしたが体重が6キロ減ってしまったのには自分でもびっくり。
何かの間違いでは無いかと思った程ですが、
痩せてしまった為でしょうか、すぐ眩暈がして動けなくなります。

筋肉はあっと言う間に落ちてしまうなあと実感しております。
今は半分寝たり起きたりしながら少しずつ体力をつけて、
また仕事に復帰できるように体を慣らしている最中です。

なので、偉そうな事は言えませんが、皆さんもどうぞお体に気をつけて下さい。
また、気まぐれにまったりと更新すると思いますので、
これからも、どうぞ変わらずに宜しくお付き合い下さいませ。
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by _kyo_kyo | 2008-05-02 21:33 | 呟き | Comments(4)