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幾重にも重ねられた言葉が

生い茂る蔦の様に私の心に絡みつく

悪意の刃の隠された言葉に

捉えられ

締め付けられ

足元を掬われる

そんな言葉に振り回されるのは

とてもとても愚かしいと

頭では分かってるのに

何事も自分次第だと分かってはいるのに


言葉がまた一つ絡みつく

爪先から腕に指に髪にと蔦の様に絡みつく

葉が茂り

やがて頭まですっぽりと葉に覆われて

何処までが自分で何処からが蔦なのか

すっかり見分けが付かなくなった時

ゆっくりと悪意が心臓を蝕んで行くのを感じる
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by _kyo_kyo | 2008-10-30 09:27 | | Comments(4)

歌ってよ

歌ってよあなたの言葉で

あなたがあなたらしく居られる場所で


囁いてよこの耳に聞えるように

波の音を聞くこの耳にもしっかりと届くように


話してよありのままのあなたを

何もかも隠さずにそのままのあなたで良いのだから


何を怖れる事があるだろう

いつだってあなたは何もかも一人で抱え込んでいた

背負い込んだ荷物が重すぎたって

いつも誰にも打ち明けることさえせずに

そうやって抱え込んだ秘密に押し潰されそうになっても

いま一歩を踏み出せない


それを臆病と言うのだよ

そう言うとあなたは淡々と認めたっけ

自嘲するのでもなく卑下するのでもなく

それがあなたのプライドなら

そこからもう少し足を延ばしてみないか


あなたの歌が届くのを待っていよう

この場所まで届くのをきっと待っていよう
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by _kyo_kyo | 2008-10-30 09:21 | | Comments(0)

ハミング

言葉を解き放ってやりたまえ

誰かの声が聞えた気がした


小さな水槽の中で息をする魚の様に

小さな自分に凝り固まって

ああ、そんな自分はなんて詰まらない

そう感じながら上を見上げると

青い空がまるで水の中にいるような錯覚をもたらした


深呼吸一つすると

肺の中に新しい空気がいっぱい入って来て

そのまま歌いだしそうな気分に包まれて行く

そうだ、これが自由なんだ

錯覚かも知れないけれど

小っぽけな魚の見つけた細やかな自由なんだ


そう思いながら

自惚れな魚は自分の尾ひれを追って

くるんと優雅に半回転してみせることさえ出来るんだ
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by _kyo_kyo | 2008-10-27 02:12 | | Comments(0)

闇の真実

この道で迷子になったらどの世界に戻れば良い

この世界でこれからどうやって生きれば良い

繰返す言葉は呪文の様に

いつもループを描いてはまやかしの真実へと辿り着く


言葉の持つ無限の力を信じ

伝書鳩の様に大空へと解き放つけれど

戻ってくる言葉は一つとして何ももたらしはしない

大きく差し伸ばしたこの腕が掴む物は

偽りの闇に染められた羽ばかり

真っ黒な羽に己が自身も染まりながら

闇の力に押し流されて行く


不可解な力を恐れながら憬れ続けている

何もかも投げ出した後の虚無感が

ひたひたと内面へ押し寄せてくるのを

幾許かの惧れを擁きながらずっと感じている

そうしてただじっと次の世界が始まるのを

息を潜めながら待ち続けているのだろうか
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by _kyo_kyo | 2008-10-27 01:36 | | Comments(0)

やっと

カテゴリの「随筆」を「雑記」へ変更。
今までこんな簡単なことに気がつかなかった私って・・・
兎にも角にも、少しだけ落ち着いた気分でほっとする。

他のカテゴリもかなりいい加減だから落ち着き悪いけど、
大雑把な性格だから、何か思いつくまで後はこのままで行く予定。
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by _kyo_kyo | 2008-10-25 02:44 | 雑記 | Comments(0)

思い

最近思うことが多くなる。
でも言葉にする時間が足りない。
言葉を捜しているうちに
思いはすうっと抜けて消えてしまう。

歳を取るという事はこういう事か。
そうして人はどんどん思考の単純化に陥って行くのか。
それとも、思考の贅肉がこそげ落ちて行くのか。
どちらが正解かなんて分からない。
いや、きっとどちらも正解なのだろう。

そうして歳を取りながら、違う自分に出会って行く。
それまで知らなかった愚かな自分、
今までよりずっと大胆な自分、
そうしてより繊細で脆い自分。

新しい自分に出会う度に、
馴染みある書物のもう1ページを発見したような高揚感を覚える。
悪い面、良い面、などの様に区分分け出来ない自分なのだ。

人生は本当に面白い。
どんな末期が待ち受けていようとも、
本当に人生は面白いものなのだ。

胸を裂く悲しみも、悔し涙で暮れた日々も、
恥ずかしさで顔から火を吹くような思い出も、
この胸の中で小さな結晶となって輝いている。

そうして、悟った様な事を思う側から、
まだ未熟な自分が頭をもたげて自己主張を始めるのだ。
ああ、情けない自分、と思いながら、
そんな自分と最後まで共に行こう。
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by _kyo_kyo | 2008-10-24 19:38 | 雑記 | Comments(0)

蒟蒻(コンニャク)大好き

鳥牛蒡を作りながら、名古屋コーチンってすごく美味しいと思う。
これがブロイラーの鳥なんかだと、
へなへなっとして肉汁も全然美味くなくがっかりな味になってしまう。
とは言え名古屋コーチンは地元でもまだまだ高いから、たまに手に入った時の贅沢。

けれど、一緒に煮る蒟蒻がいけない。
私の出身は栃木だから蒟蒻芋の生産地で凄く美味しい。
福島・茨城あたりも美味しいし、山形も美味しい。
他は知らないけど、関東以北は美味しいのかしらん。
あ、でも京都や奈良も美味しそうだなあ。
兎に角、愛知に来たとき蒟蒻の味の無さ、歯ごたえの無さ、
これは何?!ってくらいがっかりを通り越してびっくりした。
子供の頃から大好物だった蒟蒻が好きじゃなくなってしまう位美味しくない。
本当に美味しい蒟蒻を食べたことの無い人は、蒟蒻ってこういうものと思っているようだ。

実家に戻った時には、必ずと言って良いほど蒟蒻を買い求める。
一つは家族用に、もう一つは近所の友人へのお土産に。
母の実家の隣が蒟蒻屋さんで、そこの蒟蒻はとっても美味しい。
種類も豊富で、普通の蒟蒻から玉蒟蒻、緑や赤蒟蒻。
赤は辛くはないけれど唐辛子が入っているみたい。
それと、刺身蒟蒻もさっぱりしていてとっても美味。
なかなかその店まで行けなくなって困っていたのだが、
思い切って駅のお土産売り場で買い求めた蒟蒻も、
ごろんと大きいのが入ってるだけで見栄えは悪かったが味は絶品で嬉しかった。

最初友人に上げる時は少し躊躇した。
結構量があるし、料理しなきゃならないから誰にでもって訳にもいかないし。
友人は家族が多いので大丈夫かなと思ったのだけれど、
それでも蒟蒻を好きじゃ無いって人もいるからおそるおそる、どう?って感じで渡す。

でもって次回会った時に「凄く美味しかった!びっくりした!」って声を聞くと、
むふふ、やったね、って思う。
「次回も行く事があったら是非、子供がまた食べたいって言ってる」
と頼まれると、蒟蒻党(政党みたい)の一員の私としては大満足。

その蒟蒻も使い切り、スーパーの板蒟蒻で料理する度要らぬお世話ながら思う。
栃木の友人達、蒟蒻を食べるときは心して食えよ、
君達の食べてる蒟蒻は、絶品なんだからね~~と。
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by _kyo_kyo | 2008-10-20 09:36 | 雑記 | Comments(0)

思い出したように振り向いて

また前を向き全て忘れる

言葉は難解なパズルでしかなく

夢は夜毎訪れ不可解なリアルを紡ぐ

沢山の無知に囲まれて

また己の無知が一センチ伸びをする

閉じこもった殻は要塞などでは無く

内へ内へと堕ちて行く巧妙な罠

その罠に気づきながら

また少し奥へと潜るよ
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by _kyo_kyo | 2008-10-18 08:46 | | Comments(0)

信じる者が勝ち

勘違いでも何でも
信じる方が勝ち

例えそれが間違っていたとしても
信じていられるものがあるだけ幸せ

幸せは自分の中に
不幸せも自分の中に

時々両方を取り出しては確認する
今の自分を信じる為に

そうしてまた笑顔を取り戻すんだ
そうやって明日に踏み出すんだ
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by _kyo_kyo | 2008-10-12 03:15 | 呟き | Comments(2)

リフレイン

繰り返し訪れる夢

涙の湖を泳ぎながら

少しずつ溺れていく銀の魚

深い溜息のような朝顔の花びら

夜風にまぎれて忍び寄る雨音

そして耳打つ時計の針の音

星の無い夜空と

透けるように白く薄い月

ぼんやりと闇に浮かぶ街灯の明かり

ひたひたとジグザグにアスファルトを歩く

年老いた垂れた耳の犬の足音

何処までもずっと追いかけてくる影法師
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by _kyo_kyo | 2008-10-12 00:55 | 呟き | Comments(2)