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未熟者

何処かへ行きたい

遅めの紅茶など飲み干したなら

ティーカップごと何もかも放り出して

見知らぬ世界へと飛び出してしまいたい


この身ひとつで

もう一度人生をやり直せたら

それでもきっと

色々な道を巡り巡って

様々な間違いを繰り返しながら

やがてはこの道へと辿り着くのだろうか


今の自分に後悔はないが

さりとて現状に満足な訳でもなく

それってやっぱり後悔なのだろうかと

暫し反芻するように思ってしまう


あり得ない自分を思ってどきどきしたり

今と違う自分を思ってわくわくしたり

ぽっかりと空に浮かぶあの雲の様に

暫し小旅行に出掛けてしまおう


そんな日には日常のささやかな出来事が

何もかも眩しく輝いて感じられて

そんな自分を以前よりずっと好きになる

理由もないのにただ無性に

思いっきり褒めてやりたくなる


分かっているから

自分に甘過ぎ なんて言わないで

どうか未熟者なんて言わないで

たとえあなたがそう思ったとしても・・・
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by _kyo_kyo | 2009-09-13 02:04 | | Comments(0)

滴る雨

寂しさが雨の様に降るのなら

ただ私を打てば 良い


強い雨に打たれて 濡れて

心の中まで打たれ 続けて

きりきりと心が 叫びながら

奈落の闇の 

滴る様な寂しさが

ただ追い掛けて来る


ただまっしぐらに垂直に

情け容赦無く打ちつけて来る


          <2008.4.10大幅に推敲につき呟きから詩へ変更の為、再度掲載>
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by _kyo_kyo | 2009-09-04 10:33 | | Comments(2)

歩いて行こう

心が寂しいなら泣けば良い

強がってばかりいないで

思い切り泣いたら良い


そんな心の居場所を

あの人も この人も 

きっとどこかで求めている


強がることに疲れきった魂が

晩夏の照り返しの中

アスファルトの上に立ち

陽炎のようにゆらゆらと

交通整理を続けている


日常という凡庸な仮面を被り

うだる様な暑さの中

ただずっと立ち続けている


不規則に揺れる黄色い旗と

お辞儀の数は何故かピタリと比例して

その姿に心打たれる


心が虚しいなら求めれば良い

傷つくことを恐れずに

もっと貪欲に彷徨えば良い


いつの間にか身についた

良識やプライドなんて捨て

あの黄色い旗の様に

時には不規則に揺れてみよう


命のある限り立ち止まらずに

いつか辿り着けるあの場所目指して

ハミングしながらずっと歩いて行こう
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by _kyo_kyo | 2009-09-03 21:23 | | Comments(0)