ぐちぐちぐち

感情は感情のままに

流されて流れて何処へ消えて行く

行き場の無い思いも

はけ口の無い下らない愚痴も

人として在るための何かなら

たまには精一杯自慢して歩こう

自分の長所や(短所にはこの際目をつぶって)美徳や

自分を大好きだ、って思いっきり大声で叫ぼうよ

大好きで愛おしい自分を

自分でぎゅうっと抱きしめてあげよう

誰が見てくれなくても

私だけはあなたの事をちゃんと見ているんだからねって

優しく慰めてあげたいんだよ
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# by _kyo_kyo | 2015-04-08 00:39 | 呟き | Comments(0)

春のリボン

古い引き出しの奥にある

忘れられていた茶色のリボン

手のひらでするりとほどけ

春の風に舞う

あなたはここにずっといたんだ

古い擦り切れそうなリボンは

新しい旗の様にはためきながら

風になびき流されて

春の闇に消えて行く
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# by _kyo_kyo | 2015-04-03 13:12 | | Comments(0)

夢見るダイヤモンド 17

夕方隆史から今夜は早めに帰るから外食しようと電話があった。
美沙の怪我を労わっての事だ。
美沙は自分の擦り傷で血の滲んだ頬や顎を鏡で確認して、化粧は殆どしないまま出掛けることにした。
待ち合わせは駅の改札口。
隆史が着く時間を見計らって出掛けることにした。

ファンデーションの代わりに白粉を軽くはたいて、
薄いピンクのリップだけ塗って、さあ出掛けようと思った時、あのピアスが目に付いた。
小さな銀のピアスならば、この格好でも違和感がない。
さっと耳たぶに付けると、何となく気持ちが引き締まる。

二人が行ったのはイタリアンのレストラン、チーズの香ばしい香りが店一杯に漂っている。
「でもそのくらいで済んで良かったよ」美沙の話を聞きながら隆史がピザにかぶりつけば
「確かに、自転車も乗れるし、一応家事も出来るけど、本当は体中ギシギシ痛いんだからね」
そう言いながら美沙も負けじとペペロンチーノに舌づつみを打つ。
「だけど本当にあの子がなんともなさそうで良かった」美沙の言葉に、
「よくそんな体で行こうなんて気になったよ」とちょっと呆れ気味だ。
「まあいいじゃないの、これで私の気持ちもずっと楽になったし」
美沙の言葉に、まあそうだけどね、と隆史も相槌を打つ。

「そもそも何でこんなことになったんだか」
美沙の耳元を見ながら隆史がほざく。
「あなたが変な事を言うからじゃない。素直に話を聞いていてくれれば喧嘩もなかったし、
こんな怪我もしなかったのに」
美沙がふくれると「まあ、自業自得ってことだよね」と憎たらしい事を言う。

まあ今夜は言わせておいてあげよう。
事故の時は頼りになったし、今夜も気を使って外食に誘ってくれたんだし。
美沙は心の中でそう呟いた。
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# by _kyo_kyo | 2015-03-27 18:53 | 小説 | Comments(0)

脱出せよ

浄化する 自分を どうやって

感じ取る 世界を

無力な自分を思い知りながら

仰ぎ見る世界は何処までも

吸いこまれそうに青く澄んで

けれど実際は無色透明で

この目に映る全ての色は

信じた色とは全く異なり

それでも五感は

感じたままを信じろと伝達する

さあこのあやふやな世界から

一体どうやって脱出しようか
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# by _kyo_kyo | 2015-03-19 05:49 | | Comments(0)

変革

幹に向かって飛礫を打ち放て

切り取られた空は真四角な青で

縁のところが少し銀色に光っている

青をいっぱいに浴びた幹は

己の何たるかを知らず

四角の中に封じ込まれたまま

この世界に甘んじようとしている

その幹を思い切り打ち砕け

手のひらいっぱいの飛礫で

思いのたけをぶちまけろ

それで折れる幹ならば折れれば良い

それで枯れる定めならそれも仕方なかろう


幹はねじれへしゃげ打ち据えられ

枠の縁に倒れ掛かる

そこに微かに存在する銀色に触れた時

はじめて青の青たる所以を悟り

幹は新たな変貌を遂げ始めるのだ
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# by _kyo_kyo | 2015-03-17 03:32 | | Comments(0)

富士観測ー野中夫妻に寄せて

ささくれた木のカンヌキが

閉ざした世界を作り上げ

閉じ込められた凍てつく冷気の中で

ゆっくりと吐く息の凍る様を見る

涙は零れる前に凍りつき

絶やすことなく燃やし続けた命の火が

次から次へと訪れては消えていく

命は己だけのものではないと

沢山の呼び声が雪山にこだまする

死んだ者達の無念の声が

山小屋の回りで怒号する

温もりの失せた体を沢山の手が包み込み

こちらへ来るなと叱咤する

小屋は厚い氷に被われ

ささくれたカンヌキに守られ

氷に閉ざされた世界で

夢と現の交錯する世界に生きている
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# by _kyo_kyo | 2015-03-14 23:32 | | Comments(0)

マイロード

生きて行くってのはそんなに哀しくなんかない

自分で思ってるほどそんなに悪いもんでもない

もう行き止まり、って思った時でも

何処かに答えはきっとあって

ただそれを自分が見つけられないだけ

だからどんな時でも

自分を放り出しちゃ駄目なんだ

詰まんないことにくよくよしたり

心が潰れそうに悲しい事に襲われたり

人は忘れる事を恐れるけれど

でも、本当は忘れる事ってとても大切な事

そうしないと心がパンクして自分が駄目になってしまう

そうならない為にも

辛い事は忘れても良いんだ

そして時々心の引き出しを開けて思い出してあげよう

分からなくなっていた自分を取り戻すために

辛いのは自分だけじゃないと知ろう

そして他人の不幸に同情する暇があったら

もっと自分の幸せに貪欲になろう

皆が自分を愛してあげたら

きっともっと良い世界が開けてくる

だから、生きて行くのはそんなに大変なことじゃない

どんなにしんどくてもきっと道はある

進もう自分だけのマイロードを
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# by _kyo_kyo | 2015-03-09 02:26 | | Comments(0)

春を待つ心

心の色は緑

香しい若葉の波

風に乗って運ばれる木の葉の様に

くるくると踊りながら歌う緑

季節の色は七色

四季折々に姿を変える自然の色は

寧ろ変化自在に色を変えるキャンバス

けれど心の色はやはり緑

春を待ち続け

命の誕生を待ちわびた

この心は瑞々しい緑に憧れ

そして今も輝いている
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# by _kyo_kyo | 2015-03-09 02:05 | | Comments(0)

忘れない・・・愛猫タンタンとクリに寄せて

どれだけ年月が経とうとも

決して忘れない

心から愛したあなた達のことを

忘れられる訳がない

精一杯愛してくれたあなた達のこと

愛おしいと思わぬ筈がない


もう二度と会うことは叶わないかも知れない

あなた達の魂は現世から消えてしまったかも知れない

それでもどうして忘れる事が出来るだろう

この手で取り上げたあなた達やその兄弟のこと

どの子も元気に生まれてくれて

とっても腕白で幸せに満ち溢れた子供時代だった

そんなみんなを愛していた

誰かに貰われて行っても決して忘れる事は無かった

忘れられる筈が無かった


こうやって人は初めて思い知らされるんだ

生きて行くことの本当の意味を

生きて行くことの道筋の在りようを

まざまざと思い知らされて行くんだ


そしてまた思いは

あなた達へと舞い戻る

でもね

お母さんは大丈夫だからね

あなた達にまた会いたいと願ったり

愛しいものの死を受け入れる事の難しさに

何度も何度も打ちのめされたけれど


でも大丈夫

あなた達が何処にもいなくても

私達の中に生きているって

毎日の中にあなたが見え隠れしている

そう確かに感じるから

もう大丈夫

ただ少しだけ哀しい気分になれるだけなの

それはほろ苦いお酒に酔ったような

夢か現か幻の世界を見ているような

ちょっと自分が現実から遠くなったような

そんな不思議な気分


愛するあなた達に感謝を込めて

名前を呼ばせて

ずっとずっと大好きだよ、クリ、タンタン
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# by _kyo_kyo | 2015-02-21 22:49 | | Comments(0)

それでも良い

新しい自分に

出会う為に動く

未知の可能性を

追い求めて模索する

足掻く姿は美しいとは見えないだろう

それでも良い

自分だけが納得していたらそれで良い

何処からか歪んでしまった世界の中で

右往左往する自分も

その一員でしかない

そのことを忘れない様に

しっかりと覚えたまま

その足でまた違う一歩を踏み出そう

そうしてもっときちんとした人間になれるように

ずっと生き続けていたい
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# by _kyo_kyo | 2015-02-14 15:09 | | Comments(2)