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夕焼け 朝焼け

夕暮れの太陽を抱きしめながら

ずうっと泣いていたかった


抱え込んだお日様は

焼き芋の様にほっこりして

心の奥までほくほくにしてくれる

そんな暖かさに包まれたまま

ずうっと泣いていたかった


流れる涙で瞼を赤く腫らし

鼻水をすすりながら

ひりひりする瞼をこすり続け

やがて泣き疲れて眠るまで

暮れ行く太陽を抱き締めていたかった


朝陽は

乙女の薔薇色に輝く頬のようで

泣きながら抱き締めていた太陽とは

まるで違うものの様だ

もしくは熟しかけた桃の様に

みずみずしくて初々しい


朝の空は青く透き通った空気の中で

桃色の頬と仲良くランデブーしている

そんな姿に少し嫉妬しながら

何故かとても健やかに

すとんと気持ちが落ち着いていく

そんな優しい朝が

またきっと訪れる
# by _kyo_kyo | 2010-11-18 03:26 | | Trackback

携帯サイトの罠

最近良くやるのは、宣伝ではないですが
モOOーの無料携帯ゲームです。
課金は絶対嫌だから、そういうのを煽るものには手は出しませんし、
本来飽きっぽいので、きっとそんなに同じゲームは続かないと思うのですが、
暇つぶしには丁度良いです。

ずっと以前に有料の携帯日記(エキサイト)にいた時は、
仲の良い方達とお別れするのが辛かったのと、
他人様と関わるとやたら揉め事が多い!
自分の恋愛を事細かく綴る女性って多いですよね。

普通の恋愛なら全く問題ないのですが、
問題のある恋愛をされている方ほどやたら饒舌になる。
リアルでもそういう方、職場に居たので、
ましてやバーチャルな世界、饒舌になるなと言っても無駄でしょうが。

それを無駄な位叩く輩も必ずいて、揉めるわ揉めるわで、
それはそれは凄まじい団子状態に。
叩く方は自分は絶対に正しいと思っているから、
それはそれで問題あると思いますよ、余りにも執拗で(汗)

精神的にも参るし、見てるだけでもほとほと嫌になりまして、
辞める際、詩の好きそうな一部の方にはここの存在をお知らせしましたが、
恐らく今では誰も来ていないと思います。
私も殆ど自分からは働きかけない人間なもので。

顔も知らない人達が、仲間と言い切ることの恐ろしさ。
これは以前ここにもちょっとだけ書いたのですが
同じ携帯サイトの「カイコミュ」(ヤフー、インデックス、コネクトテクノロジーズの
3社が共同で開設した、口コミ(利用者の声)を活用したケータイ用通販ショッピングサイト)
簡単に説明すると、商品の評価を書き込んで、他人の評価を見て、欲しい商品には応募するという懸賞サイト。
そこで余りにも酷い集団暴走を見てしまい、あのショックは大きかったです。

常識ある、と思われた方たちが、
自分達の欲望の為ならば、何をしても正当であると言い張る事の愚かさと恐ろしさ。

彼ら(男女)がサイトを閉鎖に追いやったのではとしか思えない、
余りにもエゴイスティックな権利主張の数々と、
サイトの閉鎖が決まった時に、報復措置と言いながら行った、
常軌を逸した18禁画像の大量アップの行動。
そのサイトには多数未成年者も参加していましたが、そんなことは全く眼中に無いようでした。

彼らは自分達でそれを素晴らしいことと賞賛し、私の怒りが全く理解出来ないようでした。
どうして事前に仲間内で誰も止める人が居なかったのか・・・
はっきり言って彼らの住所氏名はサイトに全て管理されている訳ですから、
訴えられても当然な行為なのに、良い大人が余りにも愚かじゃありませんか。
彼らはサイトの閉鎖後、仲間だからと全員仲良くGのつく携帯ゲームサイトへ移って行きました。

私としては彼等のいない所で無料ゲームのできるのが一番。
コミュニケーションは二の次で、といっても挨拶交わすのはちょっと楽しいのですが、
普通に会話していた方達が、
顔がばれないからと言うだけで、あんな風に変われることの恐ろしさ。
そういうのを目の当りにしてしまうと、他者とコミュニケーションしながらもどこか醒めた自分がいます。
まあ、それ位で丁度良いのだろうと思いますが。

唯、あのサイトを一生懸命運営していたスタッフの方々が気の毒でなりません。
運営当初の頃は、実際に色々な企画を練るスタッフの方達の声が聞けて、
とてもアットホームな感じのする良いサイトだったのです。

今更なんでこんな日記を書いたのか、
自分でも良く分かりませんが、
多分まだその時の事を許せないのだと思います。

そして、携帯の無料サイトで老若男女皆が遊ぶ現在、
身近になった分、もっとバーチャルな世界の恐ろしさを
皆に知って貰いたかったからかも知れません。
# by _kyo_kyo | 2010-10-22 07:09 | 雑記 | Trackback

大切な贈り物

響きながら

歌いながら

静かな空間が

両腕に抱えきれぬ程の

花束で埋め尽くされるように

美しいメロディーで

埋め尽くされていく


夢は破れ

人は家路を

足を引きずるように

電車に揺られ

心乱れ

今日もまた同じ道


瞼閉じて

明りを消して

唯ぼんやりと

寂しさを友として

ゆっくりと

語り合う

そんな夜更け


誰もいない

知ってるものは

誰一人としていない

そんな世界で

想いは重なり

小さな小さな

宇宙の夢を見る


心の奥には魔が潜み

いつ何時

牙を剥いて

襲い掛かって来るだろう


魔を飼い慣らし

惰性に流れ

日常と言う凡庸に

流れるもまた人生


人の心は

誰にも推し量れず

それなのに

外見で全てを見繕ってしまう

それは己の未熟さ


愛していますか

今の自分を

信じていますか

自分の力を


大切にしていますか

何よりも

かけがえの無い

ただ一度の

自分の人生を


どうか

悔いの無い人生を

贈って下さい

人と比べる事無く

自分の人生を

きちんと見つめて下さい


唯一度の

あなただけの

スペシャルな人生

大切な

一度きりの贈り物
# by _kyo_kyo | 2010-10-19 03:58 | 呟き | Trackback

金と銀の翼

右の翼には金色の

左の翼には銀色の翼があり

天使のように何処までも

飛んで行けるのだと信じていた

それが若さ故の傲慢さなどと

露ほども疑いもせずに


若さの大切さを

信じない人がいる

若さの美しさを

理解しない人がいる

もう若くもない私は

借り物の翼をつけ

何処まで飛んで行けるだろう

いつかあなたの所にまで

愛の言葉を届けに行く事ができるだろうか


花が散る様に

ひとつの命が散る

声も立てずに

静かに息絶えるものがいる


死は初まりと同時に既に始まり

じっと影のように私達を監視している

ただ静かに己の懐へと

また私達の返って来るのを待っている

ただそれだけのことなのに

どうしてこんなにも死は理不尽で

やるせない気持ちを呼び覚ますのか


どんな翼でも良い

まだまだ飛べるんだと

死ぬ日まで言い続けたい

古びて鈍色になった翼を

後生大事に小脇に抱え

いつでも私は羽ばたけると

ずっと信じ続けたい
# by _kyo_kyo | 2010-10-19 03:35 | | Trackback

早起き鳥

時を閉じ込めて

一番美しかった時代へ行こう

時を閉じ込めて

螺旋のようにその回廊を辿ろう


あなたは言った

変わらない物など何一つ無いと

私は頷いた

変わらぬ物のある事を

知ってはいたのだけれど


あれから月日は巡り

私達は変わらぬ時空の螺旋を辿る


目蓋が重く息苦しい朝に

早起き鳥の声が

一際高く響くのを聴く時

私達は共に

懐かしさと

淋しさの内に

優しさの加わった事を知る
# by _kyo_kyo | 2010-10-17 02:11 | | Trackback