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あの夏の日の

私の言葉を

誰が拾うだろう


空の日差しは眩しく

心は井戸の底のように冷たく

あの時確かに感じた

懐かしさや優しさが

海辺の砂の城の様に

端から脆くも崩れながら

やがてゆっくりと消えて行く


全てが夏の太陽の日差しに

たわいも無く溶けて消えていく様に

確かにあったあの頃は

一体何処へ行ってしまったのだろう

懐かしさと寂しさが

同時に存在するこの胸の裡で

行き場の無い思いは

何処に隠れてしまったのだろう
by _kyo_kyo | 2011-09-18 15:38 | | Trackback
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