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静かな夢に その1

ゆらゆらとうたた寝・・・
雪は消え、穏やかな日差しが残雪にきらきらと朝の挨拶をする。
朝の空気は針のようで、もっと寒かった故郷の冬を思う。

母の手はいつも紫色で、小さな私はその手をよくさすっていた。
母の膝の上でうたた寝。
穏やかで、心地良いひと時。
母は良く針仕事をしていて、
私は糸を通してもらって、良くビーズで遊んだり、
塗り絵をしていたっけ。

寒い冬には、猫が良くひげを焦がしていた。
霜をふんで、薄い氷をぱりぱり割りながら学校へと通った。
by _kyo_kyo | 2005-02-03 09:34 | 雑記 | Trackback
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