ずっと前に、詩で小さな賞を頂きましたと書きましたが、
実はその冊子に掲載された入選作に盗作がありました。 一読して直ぐこれは何処かで読んだことがあるという気がして調べました。 それは他の所で過去に大賞となった素晴らしい詩で、私も心惹かれていた詩でもありました。 ただオリジナルとは全く同じではなく、ちょこちょこと変えてあるのです。 冊子と大賞となった詩を照らし合わせたところ、 出てくる人物の名前が少し違う、使われている小道具が違う、 建物の名称が違う、季節が違う。 最後の部分にオリジナルの句が付け加えられていて、 それまでの詩の雰囲気とそこだけが何となくそぐわない感じがする。 もしかしたら書いた人は読んだ詩より自分の方が良いものを書いたと思ったのでしょうか。 けれど、そういうのって原作者にすごく失礼な事だと思います。 その方が、どういう気持ちでそういったことをされたのかが分からないだけにちょっと迷いましたが、誰もこの酷似に気が付かない。それに余りにも似すぎている。 やっぱりこれは駄目なんじゃないか。。 迷いましたが結局直接選考委員の方に電話をして事情を説明し、 審査員の先生達で原作と受賞作を照らし合わせて検討の結果、 後日その方の受賞を取り消す事が決まったと伝えられました。 但し、入選者には通知が行くけれど、佳作の人にまでは通知は来ないかもとの事。 それはおかしいでしょうと思いながらも、そう言うことは出来ませんでした。 実際取り消しの通知は来ましたが、審査員が指摘したことになっている。 指摘したのは、一応募者なんですけど、体面ってやつなのかなあ、とも思いました。 まあ、そういったことは置いといて、結構盗作騒動ってあるらしいですね。 どうしてそういう事をするのでしょう。 今回見つから無かったらまたやるのでしょうか。 他人の書いた詩で賞をとってもそれは何の意味もありません。 ちょっとしたイタズラ心だったのかも。 もしかして、審査員の方達を試したとか? それとも、自分流にアレンジしてあるから、これ位なら盗作では無いと思ったのでしょうか。 もしかして、気に入って書き留めていてオリジナルがあることも忘れてしまっていたとか、 書いた相手が全く分からぬだけに、暫し悶々としてしまいましたし、 その方に本当に悪意が無かったのなら、詩を書き続けて欲しいとも思いました。 今度は借り物ではないオリジナルを構築して行って欲しいです。 * * * これは2012年の事ですが、内容がデリケートな事の為、 今まで非公開とさせて頂いておりました。 今回読み返して、やはりこういった事の少しでも無くなるよう、 そして自分の言葉で綴る楽しさを感じて貰えるよう、敢えて公開させて頂きました。 みんな自分の言葉で綴ろうよ 賞なんてどうだって良くない? 他人の言葉で褒められたってちっとも嬉しくないよ それくらいなら人と競うなんて馬鹿なことはやめよう 賞なんて皆が思ってるほど凄いものでもないと思うんだ 誰かが自分の言葉に共鳴してくれる 感動してくれる そっちのがずうっと大切だよ そういうのが一番の宝物だと思うんだよね
by _kyo_kyo
| 2019-11-12 22:17
| 雑記
|
Trackback
|
カテゴリ
以前の記事
2023年 10月 2023年 06月 2021年 06月 2021年 05月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 07月 2017年 02月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2015年 12月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 10月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 05月 フォロー中のブログ
最新のコメント
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||