去年の事となります。6月の私の誕生日の翌日でした。
みゅうが息を引き取りました。20歳の誕生日まで、あと半年も無かったと思います。 みゅうは甘ったれで、根性無しで、でも最高に素敵な仲間でした。 歳と共に、段々足腰が弱って来たので、その一年前くらいからリードを付けて、 私が夜に散歩に連れ出すようになりました。 このお蔭で、私は蚤にたかられてみゅう共々ひどい目にあいましたっけ。 何か月も痒みの原因が分からず、もしやと思ってからが大変でした。 それからはなるべく蚤のいない場所を中心に、気を付けながら散歩を再開しました。 みゅうも最初は自分からあちこち移動したがりましたが、 そのうち出てもすぐ帰ったり、玄関先からUターンになったりと、 色々なパターンとなりましたが、やはり毎日寝て食べるだけの生活が可哀そうに思えて、 時々は抱っこして散歩に連れ出したりもしていました。 それと同時にトイレも失敗することが増えてきて、 トイレをまたぐことが出来ない、トイレまで行く時間が無い、等々、老化を感じさせることが多くなりました。 トイレはカバーを取って、台所に近い場所に移動することで大分良くなりましたが、 それでも老化が進むとあたりかまわずお漏らしをしていたように記憶しています。 最初は嫌がっていたトイレシートでしたが、お漏らしをしそうになる時に急いで敷いてやると そのうちそこですることが多くなり、大分助かりました。 そうこうするうちに再発したのが癲癇でした。 これはさくらで経験済みだったので、またえらいことになったと覚悟しましたが、 対処法も大分分かっていて引きつけを起こしたら大声を出さず、 なるべく静かにして猫をすっぽり毛布やタオルケットなどで包んでやります。 そのままじっと引きつけの収まるまで押さえていてやるだけです。 ただ、心臓への負担が半端ないので、この時も獣医に連れて行きました。 つい一年前のことなのに、もう殆ど記憶があいまいです。 医者でどんな治療をしたのかもはっきりしていません。 ただ、腎臓に毒素がまわって起こるというように認識しています。 食べ物でそういったダメージの少ないものを購入して与えていたと思います。 それからは一気に悪くなっていくばかりで、 まず食欲が落ちたため、好きな刺身や、鳥のささみを湯がいて小さく切って手で与えていました。 注射もして頂いたのですが、痩せこけてしまって血管に針が入って行かない。 あのおとなしいみゅうが、何度も針を刺されるのを嫌がって、 鳴いて暴れて、唸って、かみついて、終いには本気で私の手を噛みました。 骨まで突き刺さるかと思うほどの勢いに、流石に私も本気で怒って、頭をこづきましたが、 それくらい何度もやってやっと針が通るくらいで、可哀想だった。 それでもまだ食べられるうちは生きられる望みもありましたが、 全く食欲が落ち、何も食べず、水も飲めない状態になったみゅうを見ているのは辛かったです。 何度か口を湿らせてやって、スポイトで汁を含ませて。 その二、三日後の夜中に逝ってしまいました。 目に生気の消えたその姿は、仕方のないものと思っていてもやるせなかったです。 今、みゅうの眠る土の上にもやっと草花が芽を出しはじめました。 隣に眠る娘のくりは私の誕生日に逝ったんですよ。 偶然でしょうが、何か感慨深いものを。感じています。
by _kyo_kyo
| 2019-04-16 18:40
| 雑記
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