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例えば鬱病に苦しむ全ての方へ

死にたいと 思った事はありませんか

私は 幸いまだありません


何度も現実に打ちのめされ続けて

地べたを這いつくばる様に毎日をやり過ごしながら

もう二度と立ち上がることも叶わないかと

絶望の淵に追いやられても

決して自分に負けるものかと

言い聞かせ言い聞かせながら日々を噛み

無限に続くかと思われる深い暗やみの中でただ独り

孤独だけを友として

それでも心の真ん中には

死んでたまるものかという思いより強く

今の自分から絶対に抜け出すのだと

以前の自分に必ず戻れるんだと信じて

泥亀の様にみっともなく足掻きながらも

ただ這い上がろうとする姿だけがありました


死にたいと思っている人がいたならば

それは 運命という塔のてっぺんで風に翻弄される

ヤジロベエの様に為すすべもなくただ揺れているコケシです

信じられるものが何一つ見付けられずに

ただ闇雲に手を伸ばしてもがくだけの

揺らめく影の様に儚い姿です

それでもまだ何処かに命への期待が持てるなら

現在の自分を恐れずにもう一度心の底の底まで覗きこんで欲しい

あなたの苦しみは誰にも分からないから 人を頼っても所詮は一時しのぎ

それでも良いじゃないですか

泥船にしがみついてもがけるだけもがいたら良い

そして言いたいことがあったら

誰に遠慮することなく胸を張って言い放ったら良いんです

でもそれはまだ今ではなさそうですが

その時が来たらきっと立ち上がって

前を向いて笑いあえます


ただ あなたの苦しみはまだ始まったばかりかも知れません

そこには年齢など関係ないのです

けれどあなたが今を乗りきれたなら

昨日よりずっと大きな人間になっていることでしょう

ただそれだけのことなのです

本当は単純なことなのですが

笑いあえる日が来るまでは

どこまでも墜ちて墜ちて

涙の海が出来るかもしれません

私はその海で小船となり

迷えるあなたへ灯を点し続けたいと願うばかりです




















by _kyo_kyo | 2019-10-03 19:28 | | Trackback
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