人気ブログランキング |

揺れる炎

いっぱいに溢れる泉

溢れ出し流れ落ちる

揺らぐキャンドルの灯

目の奥で滲んで揺らぎ、

一瞬で燃え上がり、炎が踊る


漂う朝の冷気に剥き出しの肌が震える

急ぎ薄衣を入羽織り、

窓を開け、暗い夜空を見上げ

秋の訪れを知る


静けさの中に、ひと時の優しさを見出す

今ある生を慈しもう

枯れ草色のバッタの命よ

燃え尽きる寸前まで必死にしがみついている生の営みよ


くうに伸ばされし、誰かの孤独な腕(かいな)よ

孤独は静寂に溶かし込もう

あなたの寂しさをこの寂しさで溶かそう


浮遊する魂よ

戻るなら腕(かいな)の主へ伝えておくれ

滲む灯りゆらゆらと、

ひときわキャンドルの灯りが

目の奥で強く揺らめいている

                   初稿2005.09.23
by _kyo_kyo | 2005-10-26 05:46 | | Comments(0)
<< 秋の笑顔 砂漠の薔薇 >>