一夜に寄せて

目に映るものだけが全てではない

喧騒に溢れかえる日中、感覚はより愚鈍になっている

静けさに包まれた夜更け、
切り立つ様な寂しさと共に知らぬ間にそれは訪れる

自然と研ぎ澄まされた感覚の中へ、いともたやすくするりと入り込み、

無言のまま膝を抱えて微笑んでいる

居心地の悪い布団から起き上がって、飲み慣れない赤ワインなど台所から取り出して来る

赤ワインは血の味がする…
キリストの血なのだから当たり前か…

ぼんやりした頭の自分とは裏腹に、
冴えざえとした眼で私を観察しているそいつがいる

突然、右の目から水滴が溢れてぽとりと落ちる

夜はまだまだ長い
好きな小説でもめくりながら涙の訳など聞かせてもらおうか

それとももっと違う事でも語り合おうか
慣れないものなど飲むものじゃないなあ…

夜はけっして今宵一夜限りではないのだから
[PR]
by _kyo_kyo | 2006-08-28 02:01 | 雑記 | Comments(4)
Commented by greenmoon9 at 2006-08-30 00:27
秋の夜は・・・何かと・・・
感慨深いものがありますね。。。
これからもっともっと深くなってきますね。。。
これから・・・詩も増えてくるのでしょう・・・
楽しみにしています。
Commented by hannah5 at 2006-08-30 00:38
kyo さん、お疲れでしょうか。
あんまり忙しくて疲れていると、夜一人になった時にむしょうに泣いてしまったりしますね。
いい音楽でも聴きながら、ゆっくりなさってください。
Commented by _kyo_kyo at 2006-08-31 14:10
ぐりーんむーんさん、コメントありがとうございます。お忙がしい身のようで、あまり無理をなさらないで下さいね。
私もそちらのブログをいつも楽しみにさせて頂いております。
Commented by _kyo_kyo at 2006-08-31 14:19
はんなさん、お久しぶりです。お元気ですか。
毎日更新されるだけでも凄いのに、視点もより優しく穏やかになられて温かな気持ちを頂いております。
ひっそりと覗きながら、いつもありがとうございます。
<< 私達は 君の >>