心のカケラ(2004.11.6~7)
2023-10-13T18:32:26+09:00
_kyo_kyo
世界が悲しみに満ち溢れてもひとかけらの幸せを見つめていたい
Excite Blog
不思議の世界に
http://kyokyo.exblog.jp/33487884/
2023-10-13T18:14:00+09:00
2023-10-13T18:32:26+09:00
2023-10-13T18:32:26+09:00
_kyo_kyo
詩
さあやり直すぞと思う程には何も出来なくて
それでも、そんな自分を仕方ないと思っている
そんな自分に成りたかった訳では無いけれど
知らぬ間に受け入れている己がいる
それが生きるってこと
そんな人生も有りかもしれない
人の話しに涙が滲む
人生の儚さに淋しさが募り
残された命を定規で計ったりする
未知の世界には胸が踊り
見果てぬ夢を抱えたまま
この世の終わりまで辿り着けたならと思う
命の果てには何があるの
不思議の扉はいくつ開くの
何度も何度も生き続けたいと思い
願い続けた先には何が待つのだろう
この世界が終わる先には
何が始まって行くのだろう
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感じることだろう
http://kyokyo.exblog.jp/33313238/
2023-06-23T01:26:00+09:00
2023-07-10T12:09:28+09:00
2023-06-23T02:00:29+09:00
_kyo_kyo
詩
君は先を走っていたね
子鹿の様に跳ねていたっけ
身体が重いのに吐く息はもっと地面に近くて
重力が恋人の様にまとわりつく
先を走って行くスニーカーの白いラインが眩しいくらいで
それだけで今日という日の尊さを感じることだろう
いつか近い将来 強い風に吹かれながら
過ぎた昨日と 過ぎて行く今日と
やがてくる明日を思い出しながら
儚く消えて行く命の底にひっそりと佇む
不格好だけれども侮れない
ひねた老いぼれのような命の逞しさを
確かに感じることだろう
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不思議な
http://kyokyo.exblog.jp/30578288/
2021-06-16T20:23:00+09:00
2021-06-16T20:23:12+09:00
2021-06-16T20:23:12+09:00
_kyo_kyo
詩
不思議な世界の中心にいて
何も知らないまま過ぎていく日々
残された日々の短さを嘆くよりも
こんなにも未知の世界の広がる日々に感謝しよう
私はまだ何も知らない
まだ何も理解してはいない
自分自身のことも
この世界のことも
例えば この目に映る風景の
色も 形も
今の私には ただの不思議
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切なさの中心に人の心があるから
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2021-06-09T02:59:00+09:00
2021-06-09T02:59:47+09:00
2021-06-09T02:59:47+09:00
_kyo_kyo
未分類
もう一歩も踏み出せないと蹲ったまま
人生を断ち切ってしまった見知らぬ人の心に
時として己の心を重ね合わせる
それでも強いものだね
心は再生するすべを知っている
人は傷つきやすく あまりにも脆い生き物だけれど
心は止まるなとシグナルを送っている
その姿はお世辞にも美しいとは言えなくて
むしろ泥水の中で這いずり回って喚き散らしているんだ
唾棄すべき存在としか言えない筈だけれど
何故かな たとえようもなく愛おしい姿としか思えない
本音で生きている人の涙は
こんなにも苦しくて美しい
胸搔きむしるほど愛おしい
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ワタシの声が
http://kyokyo.exblog.jp/30550471/
2021-06-09T02:37:00+09:00
2021-06-09T02:37:55+09:00
2021-06-09T02:37:55+09:00
_kyo_kyo
詩
逃げて行くひと
追いかけるひと
忘れたひと
忘れられたひと
聴こえてくるひとの声は
いつも何処か不満気で
そこから新しい物語がはじまる
優しいワタシの オカシなセカイ
すこしいびつで
ゆがんだまま立っている
立ったまま眠りそうで
眠ったまま動きだしそうな
いびつなまま出来上がってしまった
そんな世界の片隅に
ワタシの声がいる
誰にも見えていなくても
ワタシの声がきっといる
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不思議世界
http://kyokyo.exblog.jp/30529885/
2021-05-20T15:52:00+09:00
2021-05-20T15:52:38+09:00
2021-05-20T15:52:38+09:00
_kyo_kyo
詩
澄んだ音色がそこから立ち上る
不思議の世界の扉は
それこそあちこちに散らばっていて
足を止めてあたりを見回せと告げている
私達は不思議の世界の住人
毎日は驚きで満ちていて
気が付かずに通り過ぎる歩道橋の陰からも
ひよっこり顔を覗かせては笑っている
退屈な毎日という湖に投げ入れられた小石の波紋が
幾重もの不思議で満ちているように
毎日が過ぎていく
過去に向かってまっしぐらに
晴れやかな過去に向かって
ただまっすぐに
そこから美しい音色が立ち上っていく
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絶望の蜜
http://kyokyo.exblog.jp/30130721/
2020-11-22T07:14:00+09:00
2020-11-22T07:18:47+09:00
2020-07-06T17:06:55+09:00
_kyo_kyo
詩
君に声を掛けた
一人で洞穴に入るのが怖いから
君を道連れにした
夜の闇が辺り一面を覆い尽くし
廃墟の中に取り残されたんだ
もう声は掛けないよ
もう寂しくなんてないよ
本当は誰でも良かったんだ
君とボクを隔てる何かがそこにあって
ボクはただ絶望の甘さを知り
甘美な花の蜜を啜った
ボクは蜜蜂となり
甘い蜜を届けなくちゃいけない
ボクは何処までも行けるだろう
暗やみに取り残されて震えているのは君
その君はもう一人のボクなのだから
ボク達は互いに絶望の蜜を啜り
永遠に一つに溶け合うだろう
解けることのない無限のループに
魂を溶かすのだろう
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リアル ある現実に寄せて
http://kyokyo.exblog.jp/30302702/
2020-11-22T06:58:00+09:00
2020-11-22T06:58:14+09:00
2020-11-22T06:58:14+09:00
_kyo_kyo
雑記
寧ろ、こんな時世でさえ、毎日は明るく、生きることへの貪欲な意欲に満ちている。
なんという贅沢。なんという幸せ。
世界は二つの顔を持ち、生の世界にいる私は、どんなに不満を垂れ流そうと、
間違いなく美しい世界に属している。
そうしてもう一方の世界の存在を忘れている。
時々人は、他人の不幸を見て、感じて、自分の幸せを実感している。
想像力の乏しい私は、他人の不幸を見ても自分の幸せまで思いが及ばない。
今の自分の存在でしか、幸せの在り方が分らない。
自分には共感力が著しく欠けているのか、もしくはただ単に利己的なのだろう。
今の世の中で特に嫌な事があるとすれば、宗教的な事や政治的な事を口にすると、
酷く攻撃的な人間が多々いるということだ。
自分と思想の違う輩がいると、許せない人間の多い事だ。
私にはその攻撃を跳ね返すだけの思想も無ければ頭脳も無い。
おのずと言葉は重くなる。
それでも思いは胸の中にあるのだ。
見知らぬ人々でも幸せに生きて欲しいという思い。
今現在、世界の片隅で、食べものも買えず、殺されていく子供達。
戦火の中に身を置く人々。
身体を売る少女。
絶望のうちに死を選ぶ人々。
世界は幸せにはなれないだろう。
人はきっと争う生き物なのだろう。
世の中は道理では成り立たない。
私欲の為ならば殺人さえ簡単に起きる世の中かも知れない。
無力な自分を嘆いても何も変わらない。
そうやって世界は繰り返し同じ過ちに墜ちて行く。
あってはならない過ち、あってはならない苦しみ、人として認めてはいけない世界。
私達は、一瞬でそんな世界の住人に墜ちてしまう。
未来のために、生きるために、もっと心の声に耳を傾けていたい。
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無意味
http://kyokyo.exblog.jp/30247852/
2020-10-08T14:04:00+09:00
2020-10-08T14:38:40+09:00
2020-10-08T14:37:43+09:00
_kyo_kyo
詩
毬の様にころころと通り過ぎて行く
暗闇に佇み ただ言葉を拾い集めていた
その意味さえ曖昧なままで
息をすることは
ただそれだけで生きる悦びに満ちていて
そこに幾ばくかの苦い苦痛が混じったとしても
寄せては返す絶え間のない波が
魂の先端まで隅々を洗い続け
その儀式のなかで
苦味はすっかり封印され
穏やかな姿へと変遷されて行く
剥き出しの魂の
ひとつひとつの哀しみが 恐ろしい程美しいのは
何者にも代えがたい魂の足掻きだからこそ
悲劇の当事者であり想像主でもある
貴方の思考がこの夜を覆うから
その海に揺られながら溺れたいと思う
せめて物語の終わりまで
貴方に生きて欲しいと願う
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脱ぎ散らかしたワルツ
http://kyokyo.exblog.jp/30165977/
2020-08-03T17:43:00+09:00
2020-08-03T17:44:20+09:00
2020-08-03T17:43:47+09:00
_kyo_kyo
詩
まるで脱ぎ散らかした衣服の様
無様で見ていられない
それでも衣は主を失うと
だらしなく崩れ落ちてしまう
それを掬おうとか止めようとか
はたまた思い止まろうとか
してもいないのだろう
その証拠に差し出される筈の腕はずっとそのままだ
そして理由を失った担い手達は
無様に頭痛を抱えながら蹲ってしまう
ここはそんなダンスの踊れる広間だ
脱ぎ散らかした衣服たちが
だらしなく裾を引きずりながら
調子はずれのワルツを踊っている]]>
四角に切り取られた空間の中で
http://kyokyo.exblog.jp/30161039/
2020-07-30T17:21:00+09:00
2020-07-30T17:25:14+09:00
2020-07-30T17:25:14+09:00
_kyo_kyo
詩
色鮮やかな落日に飲み込まれそう
毎日が同じように過ぎて行くのに
取り返しのつかない想いが込み上げるのは何故
暗闇に溺れそうな部屋の中で独り
息を潜めてただ考えている
これから起きるかも知れない出来事や
もう二度と叶わないであろう何か
それは夢だったり希望だったり
はたまた沫のように消えてしまった命だったり
この世の儚さが
夕焼け色に染め上げられて行く
染まりながらゆっくりと
夕焼けの中に飲み込まれて行く
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誰も
http://kyokyo.exblog.jp/30159548/
2020-07-29T12:56:00+09:00
2020-07-29T13:05:22+09:00
2020-07-29T13:05:22+09:00
_kyo_kyo
詩
まるで水の中の金魚のよう
とらえどころがなくて
ふっと透明になって消えてしまう
コクンと飲み込んでしまう
さあっと身体中に広がって
指の先から抜けて
大気に溶けていく
そんな存在
そんな世界
そうして雨が降る
霧雨の様な雨が降り続ける
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シンデレラという
http://kyokyo.exblog.jp/29962107/
2020-07-06T16:47:45+09:00
2020-07-06T16:47:45+09:00
2020-03-15T04:16:52+09:00
_kyo_kyo
詩
憐みすらも胸の鞘目がけ貫かれていく
賑やかな街角 着飾った人々 子ども達の笑い声
当たり前の景色がクレヨンで塗りつぶされ
跡形もなく消え失せる
真夜中の鐘が鳴り響き お城ではシンデレラの魔法が解け
時計の針は灰かぶりに逆戻りを始める
魔女はそっとシンデレラに忍び寄ると
胸の鞘めがけ 永久に解けないナイフを突き立てる
鞘から毀れる血で純白のドレスが深紅に染め上げられていく
魔女は知っている 魔法の本当の意味を
物語に終わりの来ない様に 手下の小鬼は暗やみで暗躍する
シンデレラは血染めのドレスを身に纏い
胸に真珠の柄の付いたナイフを飾り
大理石の床に倒れ息も絶え絶えだというのに
王子は見当違いの方角に馬を走らせ
ガラスの靴を携えたままシンデレラを探し永遠に彷徨い続ける
童話は唯のハッピーエンドなんて望んでいない
子供達の寝静まった頃 違うページがそっと開かれると
黒い魔女が暗躍を始める
シンデレラがその後どうなったのか
王子は永遠に明後日を彷徨う定めなのだから
胸に解けないナイフを飾ったままこっそり微笑んでいる本人以外
この不思議な物語の結末など誰が知ろう
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夏の陽炎
http://kyokyo.exblog.jp/30123230/
2020-07-01T11:15:00+09:00
2020-07-01T11:30:38+09:00
2020-07-01T11:30:38+09:00
_kyo_kyo
詩
真昼の暑さを予感させる強い日差しが目蓋の裏にまで眩しい
身体中の毛穴から汗が今にもぶあっと吹き出しそうでムズムズする
夏だ
夏が手を延ばせば届きそうなほど近い
太陽に焼かれる潮の匂いが脳髄を刺激する
身体中に染み渡る夏の暑さの記憶が
何時もはとても不快なのに
今はこんなにも心地良い
人の心の曖昧さよ
感じ方も考え方も何一つ確かな物など無いだろう
不確かな感情が夏の陽炎の様に揺らめいている
その景色を絵画の様に切り取って瞳の裡に留めたいと思うのだ
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無題
http://kyokyo.exblog.jp/30105678/
2020-06-17T21:27:00+09:00
2020-06-18T10:36:40+09:00
2020-06-17T21:28:00+09:00
_kyo_kyo
詩
こんなにも大切な事だなんて
以前の私は気が付くことも無かっただろう
昔折れた骨が 胸に鈍いシグナルを送る
それが生きるということ
躰はやがて朽ちる定めとしても
このちっぽけな心は何処へ流れる
躰と共に朽ちるのだろうか
そうして いつもそこで立ち止まってしまう
肉体に縛られない心は自由で風のよう
ひらひらと何処までも思念を遊ばせていたい
けれど定められた時の中で生きる私達は
滅びの美学を知っている
宿命の悲しみと喜びを
噛みしめながら暮らしている
一人にひとつの 魂の花が
誇らしいまでに何処までも
銀色の道に揺れている
めくるめく時の中で
さやさやと全身を揺らしながら
限りのある命を燃やして輝いている
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