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2005年 10月 26日 ( 3 )

秋の笑顔

草むらに寝転んで、

うとうとと穏やかな大地の息吹を体で感じよう


優しくて小さな泉、

誰に知られずともこんこんと沸き出ずる

優しくて穏やかな泉、枯れることなかれ・・・


あなたのくれた贈り物はささやかで、けれど重く、

重いけれど、ほんわりと軽やかになれる


溢れる涙、

大地を濡らし、深く沁みゆき、

渡り鳥行く秋の雲は遠くから私を見ている


こんなにちっぽけな存在でしかないけれど、

あの雲はきっと見ていてそして笑うの


その笑顔に出会えた時、

きっと私も笑っているね

まるで秋の向日葵の様にいっぱいの笑顔で

        
                         2005.09.29
by _kyo_kyo | 2005-10-26 06:01 | | Comments(2)

揺れる炎

いっぱいに溢れる泉

溢れ出し流れ落ちる

揺らぐキャンドルの灯

目の奥で滲んで揺らぎ、

一瞬で燃え上がり、炎が踊る


漂う朝の冷気に剥き出しの肌が震える

急ぎ薄衣を入羽織り、

窓を開け、暗い夜空を見上げ

秋の訪れを知る


静けさの中に、ひと時の優しさを見出す

今ある生を慈しもう

枯れ草色のバッタの命よ

燃え尽きる寸前まで必死にしがみついている生の営みよ


くうに伸ばされし、誰かの孤独な腕(かいな)よ

孤独は静寂に溶かし込もう

あなたの寂しさをこの寂しさで溶かそう


浮遊する魂よ

戻るなら腕(かいな)の主へ伝えておくれ

滲む灯りゆらゆらと、

ひときわキャンドルの灯りが

目の奥で強く揺らめいている

                   初稿2005.09.23
by _kyo_kyo | 2005-10-26 05:46 | | Comments(0)

砂漠の薔薇

ひとつの夢を紡ぎ

長き時を経てまた次への夢へと繋ぎ、

そうして夢は果てしの無い螺旋を描き続ける


愛しきものよ、ループする夢よ、

私の願いは泡のようなうたかたの夢、

悠久の時の砂漠を彷徨い続ける隊商の残像、

拾い上げた砂漠の薔薇

手の中で儚く崩れ、

一陣の風に吹かれ何も残らない砂の薔薇


そうして砂漠の真ん中で、

大きなまあるい月を見る


それは丁度うたた寝するあなたのまどろみの中を

ひらひらと飛び交う蝶の様なもの


不確かで掴み所も無くて、

なのに何故か涙が出そうなほど美しい


その蝶を掴みたくて・・・

あの月を抱きしめたくて

私はループする螺旋の中をどこまでも手探りで遡ろう
by _kyo_kyo | 2005-10-26 05:25 | | Comments(0)