諦めないで、
下向かないで、 胸張って、ぐんと威張って、 そいでもって叫ぼう 理不尽なのはイヤだ! こんなことで負けるもんか、 立ち止まらないで、 悩み抱えないで、 おい、一人じゃないぜ? 悩んでるのは、自分だけって顔してんじゃないよ。 そう言い聞かせて、 ほら日差しはどこまでも差し込んでくるよ、 だから俯くなよ、 情けない顔は洗えよ、 どんなに情けない君だって、 お日様は見捨てやしないよ。 誰にでもこの日差し浴びる権利はあるんだ、 だから泣くな、立ち止まるな、 いいや、泣け、わめけ、叫べ、 そいでもって走り出すんだ、 いいかい、きっと走り出すんだ。 人間らしく生きたい、 そんなささやかな夢、 ポケットに忍ばせて、 まだまだ頑張れるって無理すんなよ、 頑張れない時は寝転がれば良い、 大の字になって腹から叫べ、 いつまで走ってりゃいいんだい! そいでも、 きっとまた起き上がれるのさ、 それが人間ってもんさ、 理不尽な砂、 足元に踏みしめて、 きっと立てる、 またスタート地点へ立てる、 それがたとえ人生最後の日だったとしても、 それが君へのスタート。 ■
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by _kyo_kyo
| 2007-03-29 16:59
| 詩
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不思議ね
あなたは呟く それでもまだ 何も変わらないと言えるだろうか 不思議ね そう呟いたまま 俯いたままじっと爪先を見つめている その眼に映る小さな世界が 爪先を軸に円を描いて取り囲み まだ守ってくれているんだと頑なに信じたままで このままでいれば誰にも気付かれることなく けれど忘れ去られることもなく まるで透明人間みたいと ふと視線反らしあなたは笑う 寂しげな花のように あなたの笑いが儚く揺れた ■
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by _kyo_kyo
| 2007-03-28 16:39
| 詩
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何度サイを投げただろう
どれだけ地団駄踏んだだろう 聞き分けのない幼子の様に どさっと地面に座り込んだまま 目をつぶり髪振り乱したまま 人目も憚らず声を限りと叫び続けた ああ、それは 全て無音の中で為されたことに過ぎない 何度も振りかざしたナイフの煌めきは なにものにも一筋の傷も与えず どんな血の一滴をも溢さない この胸を刺す鈍くけれど深い痛みは 決して傷でも病のせい等でも無く 浮遊する空間と現実のギャップが ちりちりと音を立てながら焦げ続け うねりながら次々と形を変え続けていく 変容の単なる前触れにしか過ぎないのだ ■
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by _kyo_kyo
| 2007-03-26 00:39
| 詩
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暗闇の中で
さぐるようにのばした指の先には 黒い窓ガラスが涙を流しながら しとど濡れた夜の限りない深さを伝えている 夜明けはまだ遥か遠く地球の裏側に眠り しめやかな夜の帳がしっとりと肌を被う いつでも不確かなものしか掴めない不器用なこの指は 今夜も震えながら何かにすがろうとでもするかの様に 眠れぬ夜の雨音にじっと耳を傾けたまま 孤独な音の行方を指折り数えている ■
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by _kyo_kyo
| 2007-03-25 03:10
| 詩
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なかなかな毎日の
なかなかの生活に なかなかのことが多すぎて なかなかなな人々に囲まれながら なかなかと呟き続け 今日までやってこれたんだ なかなかな自分がいるね それは 良い意味でも 悪い意味でも ないことなのかも知れないし 両方の意味なのかも知れないね ■
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by _kyo_kyo
| 2007-03-23 23:32
| 呟き
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by _kyo_kyo
| 2007-03-18 20:11
| 呟き
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漫画!
「花とゆめ」を知ってる人は多いかな? あの「ガラスの仮面」を連載していた(いる?)雑誌です。 ずっと再開を楽しみにしつつ・・・ 私が生きてるうちに終わるんだろうかと心配になってきた;; と、その話はちょっと置いといて、 今は、羅川まりもさんの「しゃにむにGO!」を漫画喫茶で読んでます。 昔読んで忘れてるから、最初から読み出したんだけど、 めちゃくちゃ笑える・・・ 私の笑いのつぼにドボッと入っちゃいました^^; 漫画喫茶の怪しい人・・・になりたくな~~い>< 一ページ捲るごとに肩震わせて笑い転げてる怪しい奴・・・ 恥ずかしいからやだ~~~~~と思うのだが、笑いは止まらない・・・ テニス漫画なんだが、そんなもんはどうでも良い(いやマズイだろ) ってくらい登場人物のやり取りが可笑しい。 この漫画を知ってる人がいたら、是非感想を聞いてみたいもんですw ■
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by _kyo_kyo
| 2007-03-17 18:11
| 雑記
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あなたは口ずさむ
誰も知らないメロディー それはどこか懐かしくて 枯れてゆく薔薇の花びらの脆さを思わせる ゆらり揺れる花影に 追うものは無いの 遠く離れた指先から 緑なすこの地上へと滴り行くは星の涙 哀しみが降る訳ではない その瞳は幼子のように曇り無く澄み渡り 星の欠片がはらはらと 降り注ぎ行くのを見つめているだけ 悲しみが降る訳ではない あなたの拙いメロディーが そっと心の扉をノックして通り過ぎるのを ただ懐かしい心で感じているだけ ■
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by _kyo_kyo
| 2007-03-16 02:52
| 詩
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滑るように流れる音楽
指先から繰り出すピアニッシモが 次々と追いかけるように和音を生み 音に包まれ、音と溶け合い 体の疲れごと、私は何処かに流れて行く 高音の跳ねを追う低音の波 トレモロが波を次々と送り込んでは 時には激しくぶつかりながらも、相互にいたわり合いながら じっと抑えたその中から徐々に高まり行くのは 丸ごと魂を掴んで揺さぶるようなその瞬間 その一瞬で あっという間にこの体は 空を漂うような高揚感に包まれて行く ■
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by _kyo_kyo
| 2007-03-13 19:02
| 詩
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時を刻むメロディー
もう蹲りはしない 哀しみに耐えて涙壷を探しもしない 吹く風が頬を冷やしても 心までは冷やされもしない 哀しみのメロディーが優しく濾過されて行く 私はひとひらの夢となり 風に漂い己を知る ■
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by _kyo_kyo
| 2007-03-13 05:48
| 詩
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