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親友O

急に古い友の顔が浮かぶ

懐かしい顔が私に向かって何かを語りかけている

あなたは今何処に


あれから何年経ったことだろう

あなたは何処にも見当たらず

私は遠にあなたを探すことを諦めてしまった


あなたのいた毎日は光り輝いていたけれど

あなたが去って私の半身は欠けてしまった

黄金の様な日々は急激にくすみ始め

退屈な毎日が時を刻み始めた


私は心の落ちて行く自分に気が付かないまま

あなたのいない毎日に慣れたつもりになっていたけれど

心は知らぬうちに寂しさを学んでいた


孤独という言葉が何より嫌いで

一人ぼっちという言葉はもっと嫌で

けれどあなたを無くした感情を

なんと言い表したら良いだろう


銀杏の並木を歩く私の足元で銀杏が割れ

青い匂いが鼻をくすぐる

あなたとこんな思い出は共有出来なかった

一人歩く足元で枯葉が囁く

あなたは元気でいるだろうか


あなたはまさに私の太陽のような友だった

もはや時は過ぎ去り

二人を埋める時間の持たれることはないけれど

何処かにいるあなたの幸せを願おう

誰よりも優しかったあなただから

これからもずっとくすまない幸せを願っていよう
by _kyo_kyo | 2015-07-05 03:31 | | Comments(0)

過去から未来へ続く

閉じた目の裏に踊る柔らかな髪の毛

くるくると指先に絡まり続ける

穏やかで柔らかな世界

こんな世界がずっと続くと信じていた


世界にぽっかり空いた穴を見上げる子供たち

あの穴から天使は降りてこない

子供たちはとっくにそんなことは知っている

それなのに今も何を見つめているのだろう


子供の頃は

テレビがモノクロからカラーに変化したように

世界も色鮮やかでかっこ良くなると信じていた

子供心に抱え込めない程のもやもやに

自問自答しては自己嫌悪にまみれ

悔し涙を流さない夜は無く

それでもテレビの世界が鮮やかに煌めいたように

世の中はもっと美しくなると信じていた


髪の毛はくるくると踊りながら

絡まり続けてまだ指先からほどけない

目蓋の裏には今も柔らかな夢みがちの世界


あの穴から天使は降りては来なくても

違うものが下りて来るかも知れない

それはもしかしたら宇宙人かもしれない

未知への期待に胸をいっぱいにして

子供たちは今も何かを待ち続けている


そこには未知への不安がつきまとうけれど

それにも増して惹きつけて止まぬ強き憧れよ

世界はまるで銀色の鱗雲に覆われた

巨大な宇宙船のように浮かんでいる


     参加作品

by _kyo_kyo | 2015-07-01 03:17 | | Comments(0)