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ただ回る、ゆっくりと・・・

時が頭の中で低いプロペラ音を立てている

羽音が囁く

寒いの、暑いの、苦しいの、それとも

息がすこし浅くなり

どこかで己を窺う己がいる

背骨がきしりと音を立てる

肉体という檻に閉じ込められた愚かな魂


うなり続けるプロペラと共に

目には見えないけれど

肌に感じる微かな痛覚を伴いながら

時は流れている


頭の奥で回り続ける止む事の無い振動

何故か懐かしく感じられる低い響き

何があっても止まる事のないプロペラ

そしてただ流されるのではなく

流れと共にありたいと願う
# by _kyo_kyo | 2004-11-08 15:51 | | Comments(0)

中越新潟震災に寄せて(元・表題より)

心の中に点した灯火は、

耐えることなく燃え続けるよ。

冷たい雨、寒い季節、心の凍えそうな季節、

早くあなたにも灯りを、

ぬくもりを、暖を・・・

心に希望の火を・・・


震災に遭われた全ての方へ、

ささやかな、ささやかな、メッセージ
# by _kyo_kyo | 2004-11-08 15:48 | | Comments(0)

薔薇からのメッセージ

雨や虫ですぐにだめにされる、繊細な薔薇。
デリケートなのに、その若い枝は棘だらけ。
うっかり触ると、鋭い棘にチクンと刺され血が滲む。

それでも、惹かれてやまない魅力がある。
その穏やかな香り・・・優しい魅力。
ひねくれてるから、決して真っ直ぐには咲かないね。
世話の仕方が悪いのかなあ・・・

強い風雨で枝が折れ、しおれた蕾・・・
蕾よ、蕾、蕾のままで枯れてしまう・・・
切ない思いで、枝を下ろす。

葉先には、もう新しい虫の痕跡が。
丹念に葉を一枚ずつ落とそう。
病気の枝はナイフで削ろう。

また元気になれるかな・・・
元のようになれるのかな・・・

芽吹かないと分からない、
春が来ないと分からない、
薔薇からのメッセージ・・・
# by _kyo_kyo | 2004-11-05 15:44 | | Comments(0)

秋のプロペラ

空にすうっと引かれた飛行機雲

青い青い空に引かれた一本のライン

秋の田畑は黄金の輝きでいっぱいだったろうに

今はみんな一体どこへ消えた


私はと言えば野菜の高値にため息をし

スーパーのレジで自分の財布の底をあさる


怪我をし、家を潰され仕事も無くし

どんどん寒さの募る中

明日も分からぬ住む場所もない人達

何という違いだろう

人の痛みは自分の痛みではなく

心のなかでいくら痛ましく感じても

それは唯の同情でしかない


底の浅い思いやりや優しさ

一遍通りの親切

そんなものが何になると言うのだろう

答えはどこに潜んでいる


くるくると風に舞う秋のプロペラ

降り注ぐそのひとひらの中に

ひっそりと、ただひっそりと

答えとしてではなく、ただあるがままの姿で

謙虚なままの、その姿で
# by _kyo_kyo | 2004-11-03 15:43 | | Comments(0)

雨音が耳を打ち

雨音の耳を打つリズムに包まれて

気だるい眠気が少しずつ覚めてゆく


誰もいない夜の静かな空間に

絶え間なく滴り落ちる天上からの滴

強く弱く、絶えることなく打ち続け

ただ私を包み込む


例え私が鋭利なナイフだとしても

刃先の血は滴る雨に打たれ

きれいに洗い流されるだろう

そうして誰も私を傷つけることは出来ず

責めることすら出来ない

そうして私はもう二度とうずくまる必要もない


雨音以外物音のしない、真っ暗な夜に包まれ

天空いっぱいの雨音に全身を打たれ続けながら

孤独でもけっして孤独ではない夜の中にいる
# by _kyo_kyo | 2004-10-31 15:38 | | Comments(0)

静かな夜

穏やかな夜

雨音に打たれながら

心がすうっと落ち着いていく


雨音は心に沁み

屋根を打ち、軒を伝い、溝へ滴り

交わすことのない会話が

どこからともなく、くぐもって耳を打つ


そのまま闇の中に佇む木々を濡らし

葉の間で休む小鳥の翼を濡らし

蟻の巣へも流れ落ちる


ひとしきり寒さが募り

心が冴え冴えと冷え切っていくと

その凍えた隙間を

雨音はいつまでも追いかけて来る
# by _kyo_kyo | 2004-10-31 15:33 | | Comments(0)

なみだ

冷たい季節に、心がすこしだけかじかむ

喜びと、悲しみは紙一重

優しさと、苦しみはうらはら

穏やかな涙、温かな涙

まつげを濡らし、指で拭われる水滴

指の傷に沁みて痛い

唇に含む指は涙でしょっぱくて

その塩辛さに

また新たな涙が

身の内から沸き上がるように

目蓋を熱く潤している
# by _kyo_kyo | 2004-10-29 15:32 | | Comments(0)

星空

この空は、新潟の人達の空と繋がる空だ。

どんな思いでいるだろう・・・

みんな、負けないでと願いながらも、

わが身に起きないと、

何も動かないでいる自分が歯がゆい。


星よ星、せめてみんなが笑顔に戻れるように、

絶望に駆られる寒い夜でも、きっと希望が持てるように、

遠くからひそやかに照らしていてあげて、

ずっと見守っていてあげて。


「明日はわが身...」

そう呟く、それこそが本当の真実。

人間であることの限りないエゴなのだけれど・・・
# by _kyo_kyo | 2004-10-25 15:31 | | Comments(0)

なぜ

人はみな苦しむの、

心はどれだけ血を吐いても、

やがていつかは忘れ、穏やかな心に戻るよ・・・

思い出は忘却の中で砂に還る・・・


私は砂、先を行く人の踏み台、在り得ないもの、

迷える人の指針であり、灯台。

でももう廃れ行く明かり・・・


苦い過去は、振り返らない。

思い出の化石の中で、

そっと、そっと・・・風化していく。

息を潜めて、みんなが私を忘れるまで。


ねえ、私はまだここにいてもいいのですか・・・

誰とも無く聞いてみる・・・

心の声は・・・答えてはくれないのだけれど・・・
# by _kyo_kyo | 2004-10-24 11:43 | | Comments(9)

ダイス

疲れた時は、ゆっくり休めば良い。

みんなに、いっぱい迷惑を掛け続けて、心配掛けて、

それでも、まだまだ迷惑を掛け続けている自分がいる。


ある時は、消えた方が良いかなと思い、

ある時は、愚痴でいっぱいの自分がいて、

そして、すごく自分を軽蔑する自分もいる。


自分の道を見失い、途方に暮れ、

でも、やはりじたばた見苦しい自分に出くわす。

自分は悪くないと思い込んで、

どこかで、ステンと転んでおかしな具合になる。


もっと素直になりたいのに、どうしても照れてしまう・・・

疑心暗鬼でおかしくなっていくと・・・

どんどんと疑いばかりが一人で走り始める・・・


嫌な嫌な自分が顔を出そうとしたら、

心を素に戻すように一呼吸置いて心を空っぽにする。

お水を飲んで、何かを飲み下して心落ち着け、

恥ずかしいのも照れ隠ししてから、

もう一度、振り出しに戻るw


私はダイス。

双六の上をどこまでも、

ころころと転がって行くよ。
# by _kyo_kyo | 2004-10-24 11:42 | | Comments(0)